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MLB

レッドソックスと契約間近の澤村拓一に現地メディアも期待!「かつてのオカジマのような活躍を」

野口真央

2021.02.11

澤村はリリーフの一角として期待されている。守護神を任される可能性もありそうだ。写真:産経新聞社

澤村はリリーフの一角として期待されている。守護神を任される可能性もありそうだ。写真:産経新聞社

 ロッテからFA宣言し、レッドソックスとの契約が合意間近と報じられる澤村拓一に、地元メディアも期待を寄せているようだ。

 米放送局『NBCスポーツ・ボストン』は、かつてレッドソックスに在籍した岡島秀樹との比較を交えながら、澤村がこれまでに日本で残した成績や、投手としての特徴について言及している。

 記事内では、「澤村は最高159キロを記録した速球と、卓越したスプリットを持ち味とする投手だ」とした上で、「プロ10年目、32歳の澤村は、これまでに48勝52敗75セーブ、防御率2.82の成績を残した。昨シーズンは、シーズンの途中で巨人から千葉ロッテにトレードされた後、21イニングを投げ、打者82人と対戦した」と、澤村が日本球界で残した成績について言及。

 また、2007年にレッドソックスと2年契約を結んだ岡島の名前を出し、「知名度の高かった松坂大輔より、はるかに低い条件での契約だったにもかかわらず、66試合に登板し、防御率2.22という成績を残した。岡島はオールスターゲームにファン投票で選出され、レッドソックスのワールドチャンピオン獲得にも大きく貢献した」と先人の実績を称えた。
 
 同局はこの二人を重ね合わせるように、記事を結んでいる。

「岡島の獲得から15年後、レッドソックスは日本から新たなベテランリリーフ投手の澤村と契約する準備ができているようだ。『ダークホース候補』としてキャンプに参加する澤村は、15年前に同じ日本人投手の岡島が残したような好成績を期待されている」

 コロナ禍の影響により、FA戦線はこれまでにないほどの穏やかなペースで進んでいるが、澤村が巻き返しを図る古豪球団とこのまま契約に至るのか。正式発表を待つばかりだ。

文●野口真央

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