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プロ野球

【オリ熱コラム2021】心も体も成長した2年目の大型内野手・紅林弘太郎に飛躍の予感!

どら増田

2021.03.04

太田らとともにオリックスの将来を担う存在として期待される紅林。写真:産経新聞社

太田らとともにオリックスの将来を担う存在として期待される紅林。写真:産経新聞社

 高卒2年目を迎えたオリックスの内野手・紅林弘太郎が対外試合(練習試合)でホームランや長打を放ち、高卒3年目の太田椋、宜保翔とともに内野手レギュラー争いで猛アピールしている。

 静岡の駿河総合高出身の紅林は2019年ドラフト2位指名でオリックスに入団。大型内野手として期待されている。プロ1年目の昨季は二軍で全86試合に出場すると、シーズン終盤に一軍に昇格。初ヒット、初打点もマークした。

「初めはふわふわした状態で合同自主トレからキャンプに入って、シーズンをやり終えて、まず1年間怪我なくやり切れたことが一番の収穫ですし、とても大切なことなんだなと思いました」とルーキーイヤーを振り返る紅林。「怪我なくやって一軍の試合に出場することが1年目の目標で、それは達成できたので良かったですし、両親や高校の監督などにまずは野球で恩返しできたのは本当に良かったと思います」。
 
 一方で、課題も見えてきた。「まず、守備では集中力の持続です。疲れてきたり、試合終盤になると集中力が切れて1歩目が遅くなったり守備範囲が狭くなったりするので。打撃は自分のスウィングをかけられてないことです。プロの球に対して、まったくと言っていいほど思うようなスウィングができなかったので」。

 二軍での86試合で打率.220、1本塁打、20打点、OPS.550と苦戦したことを受け、秋のフェニックス・リーグでは「しっかり自分のスウィングをすること」を心がけた。「昨年は流して当てに行ったようなヒットばかりで、引っ張ってのヒットがまったくなかったのでそこを意識しました」。

 年明けの自主トレでは、体作りを重視した。プロ1年目で「何もかもがプロの選手より劣っていたので、まず体をつくってそこから技術をつけようと」思ったからだ。「ウエイト・トレーニングをしたり、やはりスウィングする力はバットを振らないとつかないと思ったのでたくさん振りました」。春季キャンプで明らかに体が大きくなっていたのは、自主トレで励んだウエイト・トレーニングの効果だろう。
 

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