3月5日、大谷翔平(エンジェルス)がオープン戦初登板を果たし、5つのアウトをすべて三振で切って取る「好発進」を見せた。
相手はメジャー初登板、トミー・ジョン手術からの復帰登板でも対戦したアスレティックス。新加入のベテラン捕手カート・スズキとバッテリーを組んだ大谷は初回、先頭のマーク・カナを1ボール2ストライクから外角速球で見逃し三振に仕留めたが、続くエルビス・アンドゥルースに甘く入ったスライダーを捉えられ、三塁線を破る二塁打となった。
いきなりピンチを背負った大谷は、続くマット・オルソンは力強い4シームで空振り三振に仕留めたが、4番のマット・チャップマンには変化球が決まらず、四球で歩かせて2死一、二塁。迎えたミッチ・モアランドに対してもボールが先行したが、最後は決め球スプリッターで三振に切って取った。 2回は先頭のラモン・ローレアーノに二塁打を許し、続くチャド・ピンダーはスプリッターで空振り三振。ただ、8番のトニー・ケンプに甘く入った高めの速球をセンター右へ運ばれ、タイムリー二塁打となって1点を献上してしまう。続くアラミス・ガルシアにはフルカウントから四球を与えピンチを広げたが、カナを再び三振に切って取ったところで、ジョー・マッドン監督がマウンドに向かって交代を告げた。
結局、1.2回で41球を投げて24球がストライク、3安打2四球1失点。変化球の制球に苦労する場面が見られた一方、球場に設置されたトラックマンでは最速100マイルを計時するなどボール自体は力強かった。スプリッターの切れ味も上々で、アウトをすべて三振で奪ったのも間違いなく収穫と言えるだろう。
トミー・ジョン手術から復帰した昨季は2登板でわずか1.2イニング、防御率37.80という信じられない結果に終わった大谷。当時と比べると、オープン戦にもかかわらず力強いボールが戻っている。2日前は飛距離140メートル超の特大本塁打を放ち、今日は最速100マイル。二刀流完全復活へ向け、まずは「好発進」だったと言えるのではないだろうか。
構成●SLUGGER編集部
相手はメジャー初登板、トミー・ジョン手術からの復帰登板でも対戦したアスレティックス。新加入のベテラン捕手カート・スズキとバッテリーを組んだ大谷は初回、先頭のマーク・カナを1ボール2ストライクから外角速球で見逃し三振に仕留めたが、続くエルビス・アンドゥルースに甘く入ったスライダーを捉えられ、三塁線を破る二塁打となった。
いきなりピンチを背負った大谷は、続くマット・オルソンは力強い4シームで空振り三振に仕留めたが、4番のマット・チャップマンには変化球が決まらず、四球で歩かせて2死一、二塁。迎えたミッチ・モアランドに対してもボールが先行したが、最後は決め球スプリッターで三振に切って取った。 2回は先頭のラモン・ローレアーノに二塁打を許し、続くチャド・ピンダーはスプリッターで空振り三振。ただ、8番のトニー・ケンプに甘く入った高めの速球をセンター右へ運ばれ、タイムリー二塁打となって1点を献上してしまう。続くアラミス・ガルシアにはフルカウントから四球を与えピンチを広げたが、カナを再び三振に切って取ったところで、ジョー・マッドン監督がマウンドに向かって交代を告げた。
結局、1.2回で41球を投げて24球がストライク、3安打2四球1失点。変化球の制球に苦労する場面が見られた一方、球場に設置されたトラックマンでは最速100マイルを計時するなどボール自体は力強かった。スプリッターの切れ味も上々で、アウトをすべて三振で奪ったのも間違いなく収穫と言えるだろう。
トミー・ジョン手術から復帰した昨季は2登板でわずか1.2イニング、防御率37.80という信じられない結果に終わった大谷。当時と比べると、オープン戦にもかかわらず力強いボールが戻っている。2日前は飛距離140メートル超の特大本塁打を放ち、今日は最速100マイル。二刀流完全復活へ向け、まずは「好発進」だったと言えるのではないだろうか。
構成●SLUGGER編集部
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