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サイ・ヤング賞右腕バウアーの“片目投球”が物議! 一体なぜそう投げた!?「あえて不快な状態になって…」

THE DIGEST編集部

2021.03.07

ドジャース移籍後もバウアーは、その言動で注目を浴びている。 (C) Getty Images

 メジャー屈指の実力派右腕の行動が物議を醸している。

 昨シーズンのサイ・ヤング賞投手で、オフにドジャースと3年1億200万ドル(約110億円)の大型契約を締結したトレバー・バウアーが、現地時間3月6日に行なわれたパドレスとのオープン戦で移籍後2度目の実戦登板。3回を2安打無失点と上々の内容で抑えたのだが、初回から不自然に左目をしばたたかせて投球し、2回にはなんと完全に目を閉じた状態で三人を巧みに打ち取ったのだ。

 なぜ、彼は不可解な行動に出たのか。降板後、米放送局『ESPN』のフラッシュインタビューに応じた本人は、それが意図的であったことを明かした。

「片目の僕から点を取れなければ、両目を開けた僕から、相手が点を取ることは難しいということが分かった。ちょっと楽しんだだけだ。今日は自分を試したんだよ。あえて不快な状態になって、普段と異なる感覚で投げたときの対処法を見出そうと考えたのさ。僕はそういうことが好きだからね」

【動画】片目を閉じていても心配無用!? バウアーの圧巻ピッチングはこちら
 さらに「こういうことは僕の向上に繋がるのさ。今年は良い年になると思うよ」と不敵に笑ったバウアー。結果として封殺しているだけに、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も苦笑いを浮かべるしかない。試合後のインタビューで、新戦力の大胆な振る舞いをこう評している。

「私が見ていた限り、両目を閉じてカーブを投げていたシーンもあったと思う(笑)。なぜそういうことをするのか私にはわからないが、彼には彼なりのクレイジーな調整方法があるんだろうね」

 これまでも不可解な行動や自由奔放な発言で世間を賑わせてきたバウアー。今回の"片目ピッチング"は、そういう投球をするだけの余裕があるということなのか。いずれにしても、球界最高クラスのピッチャーは、"舌(絶)好調"だ。

構成●THE DIGEST編集部
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