プロ野球

新助っ人の厳しい練習事情が明らかに…巨人のテームズ、SBのレイの現状を米メディアが特集「打撃投手をしたり…」

THE DIGEST編集部

2021.03.08

今季から巨人に加入するテームズ。いまだ来日のめどは立たない。(C) Getty Images

 新型コロナウイルス感染拡大により、入国が制限されている現在の日本。その影響はスポーツ界にも及んでおり、今年NPB球団と契約した助っ人選手の多くは、ビザ発行停止措置のため、チームへの合流を果たせていない。
 
 そんな中、母国でトレーニングを続ける選手たちを米メディア『ニューヨーク・ポスト』が特集。巨人新加入の左の大砲エリック・テームズと、ソフトバンクの新投手コリン・レイの調整の様子を取り上げた。
 
 テームズは当初、15人でトレーニングを積んでいたという。しかし、MLBのキャンプのために仲間が次々に離脱。現在はメキシカンリーグでプレーする選手と二人きりになったそうで、「互いに打撃投手をして、できる限りのことをやっている」と満足ではない練習環境の実態を明かした。
 
 セ・リーグの覇者に加わる大砲は、「シーズンに向けて準備するためには、キャンプにフルで参加する必要がある」と、自主的に続けてきた調整への不安を吐露。また、「今は、チームメイトのことさえ知らない」と新天地での人間関係についても懸念を示した。
 
 一方で、個人での調整に手応えを感じるという意見もある。雪の残るアイオワ州でトレーニングを行なうソフトバンクのレイは、「体調を整え、準備していくために必要なことは、ある程度はわかっていると思う」と話す。こちらは、昨年のMLB開幕延期期間の経験が生き、準備に一定の手応えを感じているようだ。
 
 入国を果たせていない新外国人選手は、7日時点で20人を数える。その調整への向き合い方は、選手によって、また野手、投手というポジションの違いによっても異なるだろう。それでも、一刻も早い来日を強く望む気持ちは、全ての選手に共通しているはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

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