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MLB

二刀流対決を制した大谷翔平の2打席連続アーチに対戦相手も脱帽「好きな選手を1人選ぶなら、彼だ」

THE DIGEST編集部

2021.03.17

度肝を抜く2打席連続本塁打を放った大谷。二刀流復活に向けて調整は順調なようだ。(C)Getty Images

度肝を抜く2打席連続本塁打を放った大谷。二刀流復活に向けて調整は順調なようだ。(C)Getty Images

 二刀流大谷への、称賛の声が鳴り止まない。

 エンジェルスの大谷翔平は現地時間3月15日、レッズとのオープン戦に打者としてスタメン出場。大谷はこの日も絶好調で、初回にレフトの頭を越えるホームランを放つと、3回にも逆方向へ大きなホームランを叩き込んだ。3打席目は三振に終わったものの、今春のオープン戦の通算打撃成績を打率.563、5打点、3本塁打とし、好調ぶりを見せつけた。

 エンジェルスのジョー・マドン監督も、フォームのバランスの良さなどに触れ、「今見ているこれが続かないと考える理由はない」と話し、大谷に期待を膨らませる。大谷自身も良い兆候を実感していると話し、来る開幕に向け、手応えは十分だ。

 こうした活躍に、対戦相手も脱帽している。MLB公式サイト『MLB.com』は、2打席連続アーチをくらったレッズのマイケル・ローレンゼン投手のコメントを掲載。風の影響もあった1本目のホームランは気にしなかったようだが、2本目が衝撃的だったという。

「2本目は、1本目の分まで飛んだと思う。2倍くらい飛んだからね。見事だ」
 
 ローレンゼンによる大谷への大絶賛はなお続き、「いつも言ってるけど、彼は本当の大物だ。初日から僕は言っていた。彼の挑戦が好きだし、投打両方続けるべきだと思う。彼には本当に成功していもらいたい。ひとり好きな選手を選ぶなら、彼だ」と、最上級の賛辞を送っている。

 数ある褒め言葉の中でも、特にローレンゼンのそれは特別だ。というのも、ローレンゼンは大谷がMLBに挑戦する前の2015年から二刀流に挑戦しており、投手として268試合に登板する一方で、打者としても146打席で31安打を放っているからだ。2019年には、リリーフとして登板後にホームランを放ち、その後は外野に入るという離れ技をやってのけた。同一試合でホームランを放ち、フィールドプレーヤーとして守備につき、なおかつ勝利投手となったのは、1921年のベーブ・ルース以来2人目だという。

 MLBで同じ二刀流に挑戦する男から称賛とエールを受けた大谷。今季満を持して挑む二刀流の本格復活には、多くのファンの期待だけでなく、ライバルたちの夢も詰まっているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】2打席連続の豪快弾!美しい放物線を描く大谷の一発

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