超逸材同士による珠玉の勝負だった。
3月21日に行なわれたパドレスとのオープン戦に、「1番・投手」で先発出場したエンジェルスの大谷翔平。米球界では1916年以来となる“リアル二刀流”に臨んだ26歳は、バットでは今春5度目のマルチを記録。投げては4回を5奪三振2四球2安打1失点と、上々の仕上がりを見せた。
この日、パドレスの主力打者たちとも対峙した大谷が見せ場を作ったのは、3回1アウト一、二塁のピンチで、今年2月に14年総額3億4000万ドル(約370億円)の超大型契約を締結した若きスーパースター、フェルナンド・タティスJr.と対戦した時の3球目だった。
力いっぱいに投じられた速球は、真ん中付近に行ったものの、これをバッターボックスに立っていた22歳のスラッガーもフルスイングで何とか当ててファウルにした。球速は101.9マイル(約164キロ)。大谷がメジャー挑戦以降で最速となるストレートだった。
その後、フルカウントまでもつれた末に、渾身のスプリットでタティスJr.を三振に切って取り、大谷に軍配が上がった。この両雄のハイレベルな対決は、海外メディアでも話題沸騰のようだ。ラテンアメリカ・メディア『El Fildeo』は、「オオタニがタティスJr.に特大のパンチを浴びせた」と対戦シーンを、次のように描写した。
【動画】超逸材打者タティスJr.がフルスイングで応戦! 大谷翔平の164キロの剛速球シーンはこちら 「この日、スタンドにいたファンが最も期待していた対決は見応え十分だった。今やメジャーリーグで最も高額な天才ショートと歴史に名を残そうとする日本人ピッチャーの決闘は、最終的にタティスJr.が息を切らしてしまうほどに美しいスプリットで決着がついた」
さらにMLBの専門メディア『FAN SIDED』は、「オオタニとタティスJr.のスーパースター対決は観衆の視線を独占した」と綴り、両者の手に汗握る攻防を絶賛した。
「もっとも印象的だったのはオオタニが投じた最速101マイルの剛速球を、タティスJr.がしっかりとバットに当ててファウルにしたことだ。このストレートはベースボーラーの99.9パーセントがかすめることすらできないほどキレがあった。どちらもポテンシャルを見せつける本当に素晴らしい対決だった」
続けて『FAN SIDED』は「オオタニが100マイル以上のスピードボールを投げ、ホームランを量産するようになれば、メジャーの全球団にとって災難以外の何物でもなくなる」ともレポートし、二刀流としての復活に順調な歩みを進める大谷への期待を込めた。
構成●THE DIGEST編集部
3月21日に行なわれたパドレスとのオープン戦に、「1番・投手」で先発出場したエンジェルスの大谷翔平。米球界では1916年以来となる“リアル二刀流”に臨んだ26歳は、バットでは今春5度目のマルチを記録。投げては4回を5奪三振2四球2安打1失点と、上々の仕上がりを見せた。
この日、パドレスの主力打者たちとも対峙した大谷が見せ場を作ったのは、3回1アウト一、二塁のピンチで、今年2月に14年総額3億4000万ドル(約370億円)の超大型契約を締結した若きスーパースター、フェルナンド・タティスJr.と対戦した時の3球目だった。
力いっぱいに投じられた速球は、真ん中付近に行ったものの、これをバッターボックスに立っていた22歳のスラッガーもフルスイングで何とか当ててファウルにした。球速は101.9マイル(約164キロ)。大谷がメジャー挑戦以降で最速となるストレートだった。
その後、フルカウントまでもつれた末に、渾身のスプリットでタティスJr.を三振に切って取り、大谷に軍配が上がった。この両雄のハイレベルな対決は、海外メディアでも話題沸騰のようだ。ラテンアメリカ・メディア『El Fildeo』は、「オオタニがタティスJr.に特大のパンチを浴びせた」と対戦シーンを、次のように描写した。
【動画】超逸材打者タティスJr.がフルスイングで応戦! 大谷翔平の164キロの剛速球シーンはこちら 「この日、スタンドにいたファンが最も期待していた対決は見応え十分だった。今やメジャーリーグで最も高額な天才ショートと歴史に名を残そうとする日本人ピッチャーの決闘は、最終的にタティスJr.が息を切らしてしまうほどに美しいスプリットで決着がついた」
さらにMLBの専門メディア『FAN SIDED』は、「オオタニとタティスJr.のスーパースター対決は観衆の視線を独占した」と綴り、両者の手に汗握る攻防を絶賛した。
「もっとも印象的だったのはオオタニが投じた最速101マイルの剛速球を、タティスJr.がしっかりとバットに当ててファウルにしたことだ。このストレートはベースボーラーの99.9パーセントがかすめることすらできないほどキレがあった。どちらもポテンシャルを見せつける本当に素晴らしい対決だった」
続けて『FAN SIDED』は「オオタニが100マイル以上のスピードボールを投げ、ホームランを量産するようになれば、メジャーの全球団にとって災難以外の何物でもなくなる」ともレポートし、二刀流としての復活に順調な歩みを進める大谷への期待を込めた。
構成●THE DIGEST編集部