いよいよ2021年のプロ野球が開幕する。頂点を目指す12球団それぞれの浮沈を左右するキーポイントとは一体どこなのか。注目選手も含め、球団ごとに見ていこう。
【2020年成績】
勝敗:56勝58敗6分(4位)
得点:516(3位)
失点:474(4位)
得失点差:+42(2位)
【展望】
5年間でAクラス入り3度の実績を残し、2017年には日本シリーズにチームを導いたラミレス前監督が退任。現役時代に生え抜きエースとして人気を集めた三浦大輔新監督が新たに指揮を執る。昨季は4位に沈んだものの、得失点差+42はリーグ2位。地力はあるはずだが、手術明けのエース・今永昇太に加えて助っ人外国人が軒並みコロナ禍で開幕に間に合わない。下馬評は決して高いとは言えないが、ハマッ子から絶大な支持を集める新指揮官がどんな戦いを見せるか注目される。
【2021年のキーポイント】
●打線の意識改革で得点効率向上へ
現役時代に強打者だったラミレス前監督は一貫してバントは少なかったが、三浦監督は「打つことも大事だが、走者を進めるのもポイント」と積極的に犠打を取り入れていく方針を示唆している。犠打が得点効率を上げる場面は少ないという研究もあるが、この日本らしい野球スタイルへの回帰がどう出るかは今季の見所だ。
前述の研究データがある一方で、昨季は打率、本塁打、長打率でリーグ1位を記録しながら得点数は3位。四球率、BB/Kがリーグ最下位と出塁への意識が低く、盗塁やベースランニング指標UBRもリーグ最低と機動力も使えない状態で、意識改革が必要なのは明らかだろう。FAで梶谷隆幸が抜け、ソトとオースティンの強力助っ人コンビの来日が不透明という状況下ではなおさら1点を紡ぎだす野球が求められそうだ。
【2020年成績】
勝敗:56勝58敗6分(4位)
得点:516(3位)
失点:474(4位)
得失点差:+42(2位)
【展望】
5年間でAクラス入り3度の実績を残し、2017年には日本シリーズにチームを導いたラミレス前監督が退任。現役時代に生え抜きエースとして人気を集めた三浦大輔新監督が新たに指揮を執る。昨季は4位に沈んだものの、得失点差+42はリーグ2位。地力はあるはずだが、手術明けのエース・今永昇太に加えて助っ人外国人が軒並みコロナ禍で開幕に間に合わない。下馬評は決して高いとは言えないが、ハマッ子から絶大な支持を集める新指揮官がどんな戦いを見せるか注目される。
【2021年のキーポイント】
●打線の意識改革で得点効率向上へ
現役時代に強打者だったラミレス前監督は一貫してバントは少なかったが、三浦監督は「打つことも大事だが、走者を進めるのもポイント」と積極的に犠打を取り入れていく方針を示唆している。犠打が得点効率を上げる場面は少ないという研究もあるが、この日本らしい野球スタイルへの回帰がどう出るかは今季の見所だ。
前述の研究データがある一方で、昨季は打率、本塁打、長打率でリーグ1位を記録しながら得点数は3位。四球率、BB/Kがリーグ最下位と出塁への意識が低く、盗塁やベースランニング指標UBRもリーグ最低と機動力も使えない状態で、意識改革が必要なのは明らかだろう。FAで梶谷隆幸が抜け、ソトとオースティンの強力助っ人コンビの来日が不透明という状況下ではなおさら1点を紡ぎだす野球が求められそうだ。