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MLB

高まる大谷翔平への期待、地元紙は“打倒アストロズ”のXファクターに指名!「オオタニほど重要な選手は野球界にいない」

THE DIGEST編集部

2021.03.27

好調なオープン戦を経て、新シーズンを迎える大谷に、地元紙も熱視線を送る。 (C) Getty Images

好調なオープン戦を経て、新シーズンを迎える大谷に、地元紙も熱視線を送る。 (C) Getty Images

 メジャーリーグの新シーズン開幕が3日後に迫るなか、エンジェルスの大谷翔平への期待が高まり続けている。

 二刀流としての復活に期待がかかる今シーズンのオープン戦では、好調を維持し続けてきた大谷。打っては11試合に出場して打率.571、ホームランは5本、OPSは1.701といずれも驚異的な数字を残した。

 投げても圧巻で、防御率こそ7.88ながら渡米後最速となる101マイル(約164キロ)の剛速球を投じるなど、右腕に故障を抱えていた昨シーズンからの復調ぶりを感じさせている。

 現地時間3月21日に行なわれたパドレス戦では、メジャーでは105年ぶりとなる「1番・投手」というリアル二刀流に臨み、小さくない話題を呼んだ26歳の“怪物”には、地元メディアも高い期待を寄せている。

 日夜、エンジェルスの情報を熱心に追っている地元紙『LA Times』は、アメリカン・リーグ西地区の展望記事内で、「ショウヘイ・オオタニはエンジェルスがアスレチックスとアストロズを倒すためのXファクターになる」とレポートした。

 同紙は今春の大谷の好調ぶりを受け、「エンジェルスはエースのポテンシャルを持ち中軸を担える選手を、トレードや大金のかかるFAではない形で獲得した」と綴り、投打における大谷の完全復活を予想した。

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「エンジェルスに必要だったのは健康な状態であるオオタニだけだった。世界で唯一無二のダイナミックな二刀流選手はその剛腕とバットで、6年間もポストシーズンから遠ざかっているチーム状況を打開することができる。

 オオタニはトミー・ジョン手術から復活し、再びいつも通りに投げることができれば、支配力に欠けるエンジェルスの先発投手陣を分厚くできる。打撃面でもトラウトとレンドンといった最高の右打者がいるものの、左打者に関しては致命的だったラインナップを強化できる」

 投打のキーマンとして大谷を指名した同紙は、「オオタニほど重要なXファクターは野球界に存在しない」と、今シーズンのエンジェルスの命運が26歳のサムライ戦士にかかっていると続けた。

「エンジェルスがプレーオフに進出できるかどうかはオオタニ次第だ。彼が復調し始め、アスレチックスとアストロズが低迷し、レンジャーズとマリナーズが再建中であるというタイミングは、エンジェルスが2014年以来のア・リーグ西地区を制す機運が高まっているということである」

 戦力が整ったエンジェルスにとって今季は間違いない躍進の好機。そのなかで二刀流復活も注目される大谷の一挙手一投足に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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