辛口の現地メディアも、今春のオープン戦で異彩を放ち続けたサムライ戦士に期待を膨らませている。
今春のスプリングトレーニングでエンジェルスの大谷翔平は絶好調だった。11試合に出場したオープン戦での打率.571。さらにホームランは5本、OPSは1.701といずれも目を見張るほどのハイアベレージを記録。投げても渡米後最速となる101マイル(約164キロ)の剛速球を投じた。
オープン戦での数字が何の意味もなさないのは百も承知だ。しかし、ジョー・マッドン監督が「まるで別人のようだ」と語るように、右腕の負傷などによってキャリア最大と言ってもいいほどのスランプに陥った昨シーズンから大きな変貌を遂げている大谷には、期待をせざるを得ない。
現地でも機運が最高潮に達しつつある。ニューヨークに拠点を置く『New York Post』の辛口記者として知られるジョエル・シャーマン氏は、現地時間3月28日に、ここ数週間で球団幹部やスカウトらとの会話で話題に上がった「この春で際立っていたこと」として、大谷やMVP候補であるマイク・トラウトらを中軸に据えるエンジェルス打線に触れた。
「興味深い存在だ。ショウヘイ・オオタニやジャスティン・アプトンらは、昨年エンジェルスにさほど貢献していなかった。しかし、この春の彼らは非常に素晴らしい状態にあった。とくに二刀流に挑戦するために真の姿を取り戻したオオタニは、カクタスリーグ(オープン戦)のベストヒッターだ」
【動画】超逸材打者タティスJr.がフルスイングで応戦! 大谷翔平の164キロの剛速球シーンはこちら また、『New York Post』は別の記事で、大谷が今シーズンのアメリカン・リーグにおけるMVP獲得の可能性を指摘し、「現代野球で最も価値のある選手になれる」と特大のポテンシャルを絶賛した。
「この春のオオタニは打者と投手の両方で印象的だった。そんな彼をエンジェルスも身体の健康状態が保たれる限りプレーさせ続けようとしている。今のオオタニは定期的に400フィートを超えるホームランを放ち、投げては100マイルの速球で毎回のように三振が取れるMLBで唯一無二の選手だ。
仮にオオタニがベストコンディションを維持し、450打席で25ホームラン、エンジェルスのローテーションを守り抜いて120イニング以上を消化、さらに防御率3.50以下の記録を叩き出し、チームがプレーオフ勝ち進めば、彼にライバルたちが追随するのは不可能になる。ただ、唯一、残念な点はチームメイトにMVP筆頭候補のトラウトがいることか……」
二刀流としての再起が懸かる今シーズンの大谷への注目度はますばかり。まずは4月1日に迫ったホワイトソックスとの開幕戦でのパフォーマンスに期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
今春のスプリングトレーニングでエンジェルスの大谷翔平は絶好調だった。11試合に出場したオープン戦での打率.571。さらにホームランは5本、OPSは1.701といずれも目を見張るほどのハイアベレージを記録。投げても渡米後最速となる101マイル(約164キロ)の剛速球を投じた。
オープン戦での数字が何の意味もなさないのは百も承知だ。しかし、ジョー・マッドン監督が「まるで別人のようだ」と語るように、右腕の負傷などによってキャリア最大と言ってもいいほどのスランプに陥った昨シーズンから大きな変貌を遂げている大谷には、期待をせざるを得ない。
現地でも機運が最高潮に達しつつある。ニューヨークに拠点を置く『New York Post』の辛口記者として知られるジョエル・シャーマン氏は、現地時間3月28日に、ここ数週間で球団幹部やスカウトらとの会話で話題に上がった「この春で際立っていたこと」として、大谷やMVP候補であるマイク・トラウトらを中軸に据えるエンジェルス打線に触れた。
「興味深い存在だ。ショウヘイ・オオタニやジャスティン・アプトンらは、昨年エンジェルスにさほど貢献していなかった。しかし、この春の彼らは非常に素晴らしい状態にあった。とくに二刀流に挑戦するために真の姿を取り戻したオオタニは、カクタスリーグ(オープン戦)のベストヒッターだ」
【動画】超逸材打者タティスJr.がフルスイングで応戦! 大谷翔平の164キロの剛速球シーンはこちら また、『New York Post』は別の記事で、大谷が今シーズンのアメリカン・リーグにおけるMVP獲得の可能性を指摘し、「現代野球で最も価値のある選手になれる」と特大のポテンシャルを絶賛した。
「この春のオオタニは打者と投手の両方で印象的だった。そんな彼をエンジェルスも身体の健康状態が保たれる限りプレーさせ続けようとしている。今のオオタニは定期的に400フィートを超えるホームランを放ち、投げては100マイルの速球で毎回のように三振が取れるMLBで唯一無二の選手だ。
仮にオオタニがベストコンディションを維持し、450打席で25ホームラン、エンジェルスのローテーションを守り抜いて120イニング以上を消化、さらに防御率3.50以下の記録を叩き出し、チームがプレーオフ勝ち進めば、彼にライバルたちが追随するのは不可能になる。ただ、唯一、残念な点はチームメイトにMVP筆頭候補のトラウトがいることか……」
二刀流としての再起が懸かる今シーズンの大谷への注目度はますばかり。まずは4月1日に迫ったホワイトソックスとの開幕戦でのパフォーマンスに期待したい。
構成●THE DIGEST編集部