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大谷翔平は打率.548、5本塁打、OPS1.604/0勝3敗、防御率12.19でシーズン開幕へ。二刀流の活躍は果たして?

THE DIGEST編集部

2021.03.31

打撃絶好調でシーズンを迎える大谷。今季はどんな成績を残すだろうか。(C)Getty Images

打撃絶好調でシーズンを迎える大谷。今季はどんな成績を残すだろうか。(C)Getty Images

  打者としての調整は完璧に近い、と言いだろう。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間3月30日、ロサンゼルス・ドジャースとのオープン戦に「2番・DH」で先発出場。前日の先発登板ではマメの影響で大乱調だったが、本人が「問題ない」と語った通り、この日の初回に打席に立つと、相手右腕ダスティン・メイの99マイル(約160キロ)のシンカーをセンター前ヒット。これで“野手”として出場したオープン戦では全試合安打となった。

 オープン戦の打撃成績は12試合で打率.548(31打数17安打)、5本塁打、8打点、OPS1.601、2盗塁。好調という言葉では形容できないほどの成績を残している。オープン戦5本塁打は松井秀喜に並ぶ日本人選手最多タイであり、そのうちの1本は昨季のサイ・ヤング賞投手シェーン・ビーバー(クリーブランド・インディアンス)から放ったもの。パワーはもちろんスピードも健在で、上位打線で起用されることが濃厚な今季は、バッティングで大きな違いをもたらしてくれるだろう。
 
 一方でピッチングでは、4先発(10.1回)して0勝3敗、防御率12.19、17奪三振、10四球。前日の7失点大炎上がなくとも結果はかんばしくなかった。それでも、メジャー自己最速タイの101.9マイル(約164キロ)を計時するなど、トミー・ジョン手術からの完全復活に向けて、出力面では問題ないような形だ。とにもかくにも、コントロールが安定すれば、結果もついてくるだろう。

 何事もなければ、まずは4月1日のシカゴ・ホワイトソックス戦で“野手”大谷が先発する予定だ。そして4日の同カードで“投手”大谷が先発する。果たしてどんなプレーを、成績を残してくれるのか。大いに注目したい。

構成●THE DIGEST編集部
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