現地時間4月1日に、ついに2021年シーズンのメジャーリーグが開幕。ロサンゼルスにあるエンゼル・スタジアムではエンジェルス対ホワイトソックスが行なわれた。
今春のOP戦でハイアベレージを維持し、打率.190に終わった昨シーズンからの捲土重来が注目されたエンジェルスの大谷翔平は、2番指名打者で先発。ホワイトソックスのエースであるルーカス・ジオリトと対峙した。
初回に迎えた第1打席で大谷は、今季のサイ・ヤング賞候補にも名が挙がる右腕の巧みなピッチングに翻弄される。高めの力のあるストレートを降らされて追い込まれてから外角へのチェンジアップで空振り三振に切って取られたのだ。
3回までに大谷から奪ったものも含む計6奪三振を記録するジオリトの好投で主導権を握ったホワイトソックスは先手を取る。2回に2塁打で出塁したルイス・ロバートが三盗を成功させてから、相手のバッテリーエラーの間に生還した。
なんとか打開策を見出したいエンジェルスは4回にようやく打線が奮起する。3番のマイク・トラウトと4番のアンソニー・レンドーンが連続四球で出塁すると、5番のジャスティン・アップトンのセンター前タイムリーで同点とした。
5回表にアダム・イートンのライトへのツーランホームランで勝ち越されたエンジェルスだったが、その裏の攻撃でマックス・スタッシのセンターへのソロホームランで1点差ににじり寄る。
第2打席をサードへのファウルフライに終わっていた大谷は、6回裏にジオリトとの3回目の対戦を迎える。そして、2球目に投じられた内角へのスライダーを強打。力いっぱいに引っ張られた鋭いライナー性の打球だったが、ライトフライに終わった。
【PHOTO】イチロー、松井秀喜、ダルビッシュ…MLBで活躍した歴代日本人選手を一挙振り返り! だが、この大谷の迫力のある打撃を受けてホワイトソックスベンチは直後にジオリトの降板を決断。これを好機と見たエンジェルス打線は、直後に1アウトランナー1、2塁のチャンスを創出するも、5番のアップトンがゲッツーに打ち取られて好機を逸した。
その後、ホワイトソックスの中継ぎ陣に翻弄されたエンジェルスには1点が重くのしかかる。そんななかで迎えた8回裏には大谷が相手セットアッパーの左腕アーロン・バマーとノーアウト1塁で対峙する。
外角低めを徹底して攻められて追い込まれた大谷は外角への変化球を捉えるもセカンドへのゴロを打たされる……。だが、ここでゲッツーを奪いに行った相手二塁手ニック・マドリガルの送球が大きく逸れて出塁したのだ。
幸運な形でチャンスを迎えたエンジェルスは、さらに相手バッテリーエラーからノーアウト1、3塁とすると、3番のトラウトのレフト前タイムリーで同点。さらに1アウト満塁となってから6番のアルバート・プホルスのサードゴロの間に3塁走者の大谷が生還して逆転に成功したのだ。
土壇場でようやくリードを奪ったエンジェルスは9回を抑えのライセル・イグレシアスが3人できっちりと締めて4-3で勝利。注目の大谷は4打数ノーヒットに終わったものの、チームは卒のない野球で接戦を制した。
構成●THE DIGEST編集部
今春のOP戦でハイアベレージを維持し、打率.190に終わった昨シーズンからの捲土重来が注目されたエンジェルスの大谷翔平は、2番指名打者で先発。ホワイトソックスのエースであるルーカス・ジオリトと対峙した。
初回に迎えた第1打席で大谷は、今季のサイ・ヤング賞候補にも名が挙がる右腕の巧みなピッチングに翻弄される。高めの力のあるストレートを降らされて追い込まれてから外角へのチェンジアップで空振り三振に切って取られたのだ。
3回までに大谷から奪ったものも含む計6奪三振を記録するジオリトの好投で主導権を握ったホワイトソックスは先手を取る。2回に2塁打で出塁したルイス・ロバートが三盗を成功させてから、相手のバッテリーエラーの間に生還した。
なんとか打開策を見出したいエンジェルスは4回にようやく打線が奮起する。3番のマイク・トラウトと4番のアンソニー・レンドーンが連続四球で出塁すると、5番のジャスティン・アップトンのセンター前タイムリーで同点とした。
5回表にアダム・イートンのライトへのツーランホームランで勝ち越されたエンジェルスだったが、その裏の攻撃でマックス・スタッシのセンターへのソロホームランで1点差ににじり寄る。
第2打席をサードへのファウルフライに終わっていた大谷は、6回裏にジオリトとの3回目の対戦を迎える。そして、2球目に投じられた内角へのスライダーを強打。力いっぱいに引っ張られた鋭いライナー性の打球だったが、ライトフライに終わった。
【PHOTO】イチロー、松井秀喜、ダルビッシュ…MLBで活躍した歴代日本人選手を一挙振り返り! だが、この大谷の迫力のある打撃を受けてホワイトソックスベンチは直後にジオリトの降板を決断。これを好機と見たエンジェルス打線は、直後に1アウトランナー1、2塁のチャンスを創出するも、5番のアップトンがゲッツーに打ち取られて好機を逸した。
その後、ホワイトソックスの中継ぎ陣に翻弄されたエンジェルスには1点が重くのしかかる。そんななかで迎えた8回裏には大谷が相手セットアッパーの左腕アーロン・バマーとノーアウト1塁で対峙する。
外角低めを徹底して攻められて追い込まれた大谷は外角への変化球を捉えるもセカンドへのゴロを打たされる……。だが、ここでゲッツーを奪いに行った相手二塁手ニック・マドリガルの送球が大きく逸れて出塁したのだ。
幸運な形でチャンスを迎えたエンジェルスは、さらに相手バッテリーエラーからノーアウト1、3塁とすると、3番のトラウトのレフト前タイムリーで同点。さらに1アウト満塁となってから6番のアルバート・プホルスのサードゴロの間に3塁走者の大谷が生還して逆転に成功したのだ。
土壇場でようやくリードを奪ったエンジェルスは9回を抑えのライセル・イグレシアスが3人できっちりと締めて4-3で勝利。注目の大谷は4打数ノーヒットに終わったものの、チームは卒のない野球で接戦を制した。
構成●THE DIGEST編集部