4月1日、京セラドームで展開された“ショー”は日本だけでなく、海外にも強烈なインパクトを残した。主役はオリックスのエース、山本由伸だ。
中5日で登板した山本は、王者ソフトバンクを相手に単打2本、四球1つを与えただけで9回をシャットアウト。二塁を踏ませることなく、先発全員から13三振を奪うあまりに支配的な投球を見せた。これには相手指揮官の工藤公康も、「いい投球をされましたね……。今日は山本君を褒めるしかないです。相手を褒めるのは良くはないですが」と称賛するほかなかった。
初の開幕投手を任された3月26日の西武戦、山本は味方野手のエラーも重なって自責点1ながら7回4失点で黒星。そこから中5日で一気に仕上げてきたのは、2019年に最優秀防御率、昨年は最多奪三振のタイトルを獲得とした若き本格派の矜持と言えるかもしれない。
果たして、山本の投球に驚いたのは何も日本国内の野球関係者だけではない。アメリカのデータ分析サイト『FanGraphs』やスポーツ大手メディア『ジ・アスレティック』に所属していたキム・ソンミン氏は、「22歳の右腕は日本球界最高峰の投手の一人だ。そして多くの識者は、ヤマモトが確実にメジャーリーグ級の才能を持っていると見なしている」とコメントするなど、その光り輝く才能を絶賛。
山本に熱視線を送っているのは、ソンミン氏だけではない。例えば、『ピッチング・ニンジャ』の愛称でSNS上でさまざまな投手を分析し、MLB公式などでも活躍、ダルビッシュ有をはじめ現役メジャーリーガーからも多数フォローされているロブ・フリードマン氏も、「素晴らしいボールを投げ、速球はメジャー平均(約150キロ)以上を出す」とコメント。他にも山本のカーブを「エグすぎる」と表現するなど、その才能に惚れ込んでいる。
今季、山本はどんな成績を残すのだろうか。それを積み重ねた先にはおそらく、海の向こうメジャーリーグという舞台が待っているはずだ。
構成●THE DIGEST編集部
中5日で登板した山本は、王者ソフトバンクを相手に単打2本、四球1つを与えただけで9回をシャットアウト。二塁を踏ませることなく、先発全員から13三振を奪うあまりに支配的な投球を見せた。これには相手指揮官の工藤公康も、「いい投球をされましたね……。今日は山本君を褒めるしかないです。相手を褒めるのは良くはないですが」と称賛するほかなかった。
初の開幕投手を任された3月26日の西武戦、山本は味方野手のエラーも重なって自責点1ながら7回4失点で黒星。そこから中5日で一気に仕上げてきたのは、2019年に最優秀防御率、昨年は最多奪三振のタイトルを獲得とした若き本格派の矜持と言えるかもしれない。
果たして、山本の投球に驚いたのは何も日本国内の野球関係者だけではない。アメリカのデータ分析サイト『FanGraphs』やスポーツ大手メディア『ジ・アスレティック』に所属していたキム・ソンミン氏は、「22歳の右腕は日本球界最高峰の投手の一人だ。そして多くの識者は、ヤマモトが確実にメジャーリーグ級の才能を持っていると見なしている」とコメントするなど、その光り輝く才能を絶賛。
山本に熱視線を送っているのは、ソンミン氏だけではない。例えば、『ピッチング・ニンジャ』の愛称でSNS上でさまざまな投手を分析し、MLB公式などでも活躍、ダルビッシュ有をはじめ現役メジャーリーガーからも多数フォローされているロブ・フリードマン氏も、「素晴らしいボールを投げ、速球はメジャー平均(約150キロ)以上を出す」とコメント。他にも山本のカーブを「エグすぎる」と表現するなど、その才能に惚れ込んでいる。
今季、山本はどんな成績を残すのだろうか。それを積み重ねた先にはおそらく、海の向こうメジャーリーグという舞台が待っているはずだ。
構成●THE DIGEST編集部