現地時間4月1日、ついに2021年シーズンのメジャーリーグが開幕。ロサンゼルスのエンゼル・スタジアムでは、エンジェルスとホワイトソックスが激突した。
二刀流の復活が注目を集めるエンジェルスの大谷翔平は、2番指名打者で先発。開幕マウンドに立った敵エース、ルーカス・ジオリトをはじめとしたホワイトソックス投手陣の前に快音は聞かれず、4打数ノーヒットに終わった。
とはいえ、レギュラーシーズンは始まったばかりだ。今春のオープン戦で打っては打率.571のハイアベレージを維持し、投げても渡米後最速となる101マイル(約164キロ)を記録するなど、文字通り絶好調だった大谷への高い評価は揺るがない。
そうしたなか、26歳のサムライ戦士には"ある偉大な記録"の達成が期待されている。
米放送局『CBS Sports』は、「2021年シーズンにおける21つの大胆な予想」という特集記事において、長きに渡るメジャーリーグ史で4人しか達成していない偉業を紹介。投手として150奪三振、打者として150塁打の「150/150」を樹立する可能性を指摘したのだ。
同メディアの敏腕記者であるマイク・アサシア氏は、「エンジェルスの二刀流の天才、ショウヘイ・オオタニが健康でフルシーズンプレーできること以上に私が望むことはない」とのコメントを寄せ、次のように続けた。
「オオタニはこのスプリングトレーニングで、投打においてずば抜けて素晴らしかった。この最高に才能のある選手が、『今シーズンは素晴らしい活躍をするだろう』と楽観的になれなければ、いつなるというのだ!」
【動画】サイ・ヤング賞エースからも特大アーチ! 大谷翔平のバックスクリーン越えHRはこちらでチェック ちなみに最後に「150/150」の偉業を達成したのは、1886年シーズンのボブ・カラザーズとデーブ・ファウツ(ともにセントルイス・ブラウンズ)だ。つまり大谷は半世紀以上も前のメジャーリーグ記録を成し遂げるだろう、と期待されているのだ。
ただ、アサシア記者が指摘する通り、無事に健康でいられれば、決して達成不可能な数字ではない。というのも、大谷はアメリカン・リーグ新人王に輝いた2018年シーズンに投手として9イニング平均で「11」の奪三振を記録しており、このデータを基にすると、150三振を奪うには単純計算で125イニングが必要で、先発23回程度で記録樹立が可能となる。今シーズンのエンジェルスは6人のローテーションを組む想定だけに、ケガなく1年を戦い抜けるかがカギとなりそうだ。
一方の打撃面では、2018年、19年にいずれも150塁打を記録しており、こちらもコンディションを保って戦いさえすれば、何事もなく達成できる公算だ。アサシア記者も「この春のファンタスティックな調子さえ維持できれば、間違いなく実現できると思っている」と太鼓判を押す。
無論、圧倒的な存在感を示したオープン戦でのパフォーマンスを見て、ライバルたちの警戒が一気に強まった。一筋縄ではいかないチャレンジだろう。だが、これまでに幾度もファンの度肝を抜いてきた大谷だけに、135年ぶりの大偉業も意外とあっさり成し遂げてしまうのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
二刀流の復活が注目を集めるエンジェルスの大谷翔平は、2番指名打者で先発。開幕マウンドに立った敵エース、ルーカス・ジオリトをはじめとしたホワイトソックス投手陣の前に快音は聞かれず、4打数ノーヒットに終わった。
とはいえ、レギュラーシーズンは始まったばかりだ。今春のオープン戦で打っては打率.571のハイアベレージを維持し、投げても渡米後最速となる101マイル(約164キロ)を記録するなど、文字通り絶好調だった大谷への高い評価は揺るがない。
そうしたなか、26歳のサムライ戦士には"ある偉大な記録"の達成が期待されている。
米放送局『CBS Sports』は、「2021年シーズンにおける21つの大胆な予想」という特集記事において、長きに渡るメジャーリーグ史で4人しか達成していない偉業を紹介。投手として150奪三振、打者として150塁打の「150/150」を樹立する可能性を指摘したのだ。
同メディアの敏腕記者であるマイク・アサシア氏は、「エンジェルスの二刀流の天才、ショウヘイ・オオタニが健康でフルシーズンプレーできること以上に私が望むことはない」とのコメントを寄せ、次のように続けた。
「オオタニはこのスプリングトレーニングで、投打においてずば抜けて素晴らしかった。この最高に才能のある選手が、『今シーズンは素晴らしい活躍をするだろう』と楽観的になれなければ、いつなるというのだ!」
【動画】サイ・ヤング賞エースからも特大アーチ! 大谷翔平のバックスクリーン越えHRはこちらでチェック ちなみに最後に「150/150」の偉業を達成したのは、1886年シーズンのボブ・カラザーズとデーブ・ファウツ(ともにセントルイス・ブラウンズ)だ。つまり大谷は半世紀以上も前のメジャーリーグ記録を成し遂げるだろう、と期待されているのだ。
ただ、アサシア記者が指摘する通り、無事に健康でいられれば、決して達成不可能な数字ではない。というのも、大谷はアメリカン・リーグ新人王に輝いた2018年シーズンに投手として9イニング平均で「11」の奪三振を記録しており、このデータを基にすると、150三振を奪うには単純計算で125イニングが必要で、先発23回程度で記録樹立が可能となる。今シーズンのエンジェルスは6人のローテーションを組む想定だけに、ケガなく1年を戦い抜けるかがカギとなりそうだ。
一方の打撃面では、2018年、19年にいずれも150塁打を記録しており、こちらもコンディションを保って戦いさえすれば、何事もなく達成できる公算だ。アサシア記者も「この春のファンタスティックな調子さえ維持できれば、間違いなく実現できると思っている」と太鼓判を押す。
無論、圧倒的な存在感を示したオープン戦でのパフォーマンスを見て、ライバルたちの警戒が一気に強まった。一筋縄ではいかないチャレンジだろう。だが、これまでに幾度もファンの度肝を抜いてきた大谷だけに、135年ぶりの大偉業も意外とあっさり成し遂げてしまうのかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部