“有言実行”のピッチングで今季初勝利を手にした。
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間4月12日、敵地でのピッツバーグ・パイレーツ戦に先発。7回を95球、3安打1失点1四球6奪三振の好投でチームは6対2で快勝し、今季3先発目で嬉しい初白星が付いた。
1点の先制点をもらって1回裏のマウンドに立ったダルビッシュ。好調時ほどの球威や制球力はなかったものの、三者凡退の上々の立ち上がりとなった。2回は2死から二塁打を許したものの、8番を三球三振に仕留めて事なきを得たが3回、この回も2死からヒットで出塁されると、暴投の間に二塁まで進まれ、好調の2番フィリップ・エバンスに二塁打。追い込みながらも失投で同点を許し、憤った表情で声を上げた。
もっとも、昨年の最多勝投手はそう簡単に崩れない。4~5回は三者凡退に抑え、5回をわずか64球でまとめる”省エネ”ピッチングでリズムを作ると、打線がこれに応えて6回にウィル・マイヤーズが特大の2ランで勝ち越しに成功。さらに女房役のビクター・カラティニも適時打で3点をプレゼントした。
その裏、ダルビッシュは2死からこの日初めて四球を出して少し嫌な空気が漂ったが、4番のコリン・モラーンをフルカウントから左飛で無失点。さらに2点をもらって迎えた7回裏も三人で片づけて、7回(95球)3安打1失点1四球6奪三振で降板。QS(6イニング以上を投げて3自責点以下)のさらに上、『HQS(7イニング以上を投げて2自責点以下)』を達成して今季初勝利を手にしたのだった。
さらに、この日のピッチングはまさに”有言実行”でもあった。前日のブログにて、ダルビッシュは「今日の試合(現地時間11日)は先発投手が初回にアクシデントで降板してしまい、たくさん中継ぎを使ってしまっているのでとにかく1人でも多くアウトを取りたいと思います」と綴っていた。そして、その言葉通り、今季最長の7イニングをしっかり投げ抜いたことも、まさにエースの底力を見せたと言っていいだろう。
次戦は17日か18日の“古巣”ロサンゼルス・ドジャース戦の登板が濃厚だ。地区8連覇中の昨季の世界一チーム相手に、どんなピッチングを見せるのか非常に楽しみである。
構成●THE DIGEST編集部
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間4月12日、敵地でのピッツバーグ・パイレーツ戦に先発。7回を95球、3安打1失点1四球6奪三振の好投でチームは6対2で快勝し、今季3先発目で嬉しい初白星が付いた。
1点の先制点をもらって1回裏のマウンドに立ったダルビッシュ。好調時ほどの球威や制球力はなかったものの、三者凡退の上々の立ち上がりとなった。2回は2死から二塁打を許したものの、8番を三球三振に仕留めて事なきを得たが3回、この回も2死からヒットで出塁されると、暴投の間に二塁まで進まれ、好調の2番フィリップ・エバンスに二塁打。追い込みながらも失投で同点を許し、憤った表情で声を上げた。
もっとも、昨年の最多勝投手はそう簡単に崩れない。4~5回は三者凡退に抑え、5回をわずか64球でまとめる”省エネ”ピッチングでリズムを作ると、打線がこれに応えて6回にウィル・マイヤーズが特大の2ランで勝ち越しに成功。さらに女房役のビクター・カラティニも適時打で3点をプレゼントした。
その裏、ダルビッシュは2死からこの日初めて四球を出して少し嫌な空気が漂ったが、4番のコリン・モラーンをフルカウントから左飛で無失点。さらに2点をもらって迎えた7回裏も三人で片づけて、7回(95球)3安打1失点1四球6奪三振で降板。QS(6イニング以上を投げて3自責点以下)のさらに上、『HQS(7イニング以上を投げて2自責点以下)』を達成して今季初勝利を手にしたのだった。
さらに、この日のピッチングはまさに”有言実行”でもあった。前日のブログにて、ダルビッシュは「今日の試合(現地時間11日)は先発投手が初回にアクシデントで降板してしまい、たくさん中継ぎを使ってしまっているのでとにかく1人でも多くアウトを取りたいと思います」と綴っていた。そして、その言葉通り、今季最長の7イニングをしっかり投げ抜いたことも、まさにエースの底力を見せたと言っていいだろう。
次戦は17日か18日の“古巣”ロサンゼルス・ドジャース戦の登板が濃厚だ。地区8連覇中の昨季の世界一チーム相手に、どんなピッチングを見せるのか非常に楽しみである。
構成●THE DIGEST編集部