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「イチローのようだ」「 美しい」大谷翔平、5試合連続安打となる“技あり打”に敵軍放送局も感嘆

THE DIGEST編集部

2021.04.13

打撃好調の大谷はスウィングの美しさも

打撃好調の大谷はスウィングの美しさも"好調"のようだ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平投手は現地時間4月12日、敵地のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で「2番・DH」で先発出場。初回の第1打席で5試合連続安打をマークした。

 昨季メジャーデビューした24歳右腕のブレイディ・シンガーとの初対戦。カウント1-2に追い込まれてしまうが、やはりバッティング好調なのだろう。三振を奪いに来た決め球の内角低め、バックフットのスライダーを、腕をうまく折りたたんで見事に捉え、レフト前に運ぶヒットを放って見せた。
 
 そしてこの一打に感嘆の声を上げたのが、敵チームであるはずのロイヤルズ放送局だ。ロイヤルズ戦実況歴23年の大ベテランであるライアン・ルフェーブルは、大谷の一打を見て「わーお、イチロー・スズキのようだ」と称賛。さらにTVアナリストのレックス・ハドラーも「美しい。アメリカでも洗練された打者になっている」と、“ただの”ヒット1本にもかかわらず、感銘を受けたようである。

 同じ左打ちでも、イチローと大谷は選手としてのタイプは異なる。しかし、“技あり”といえばの代名詞が、日本人云々を抜きにしてもイチローだったのかもしれない。もっとも、この後、大谷は一塁でけん制アウトを食らうなど、らしくない一面も見せたが、前日までOPS1.039と振れているスウィングは本物のようである。

構成●THE DIGEST編集部
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