「ファンの皆さんにしばらくチームが開幕で勝ったところを見せられてないので、開幕は必ず勝っていいスタートを切りたい」
初の開幕投手に指名された山本由伸は、何度も「チームが開幕で勝ててない」と口にした。中嶋聡監督が「これまで負けてきたことは由伸には関係ない」とかばったにもかかわらず、そう言い続けたのは、エースとしての責任感からだった。
しかし、迎えた西武との開幕戦では7回4失点で負け投手。味方守備陣のミスがあったため自責点は1だったが、「1試合目ということで、立ち上がりから少し力みが出てしまいました。回を重ねていくごとに何とか修正していくことはできましたが、もっと早いイニングから自分のピッチングができるようにしたかったです」と悔しさを滲ませていた。
中嶋監督はかなり早い段階から、由伸を中5日で4月1日のソフトバンク戦に登板させるプランを描いており、本人にも通達していた。由伸も「疲れなどもしっかり配慮された上での中5日なので大丈夫だと思います」と語った上で、「昨年もチームは(ソフトバンクに)負け越しを結構しているので、先に勝っておけるなら勝っておいた方がいい」と意気込みを見せていた。
そして迎えた1日のマウンドは、とにかく気合いが凄かった。やはり開幕戦で勝てなかったことがよほど悔しかったのだろう。ソフトバンク打線を2安打、13奪三振の快投。本人は8回で降板する気でいたそうだが、「8回を投げ終えてベンチに戻ったら、高山さんから『お前が打たれたら悔いはない。もう1回行くぞ!』と言われたので、しっかり気持ち入れて準備をしました」。
結局、9回も危なげなく抑えて2年ぶりの完封勝利を挙げた。「負けるのが悔しい。とにかく負けたくないから全部勝ちたい。『去年とは違うぞ!』という姿をどんどん見せていきたい」と試合後に語っていたが、ファンの胸を打った試合として語り継がれるような試合だった。
続く8日のロッテ戦でも7回1失点に抑えて連勝で2勝目。そして今シーズン3度目の登板は再び中5日で、今度は敵地PayPayドームでソフトバンク戦に臨む。前回の対決について「しっかり準備をして迎えられたら抑えられるというのは前回、少しですけど自信にはなったので、しっかり自分の調整をして挑みたいですね」と語る由伸。中5日での先発も苦にならないどころか、むしろ中6日よりやりやすいという。
初の開幕投手に指名された山本由伸は、何度も「チームが開幕で勝ててない」と口にした。中嶋聡監督が「これまで負けてきたことは由伸には関係ない」とかばったにもかかわらず、そう言い続けたのは、エースとしての責任感からだった。
しかし、迎えた西武との開幕戦では7回4失点で負け投手。味方守備陣のミスがあったため自責点は1だったが、「1試合目ということで、立ち上がりから少し力みが出てしまいました。回を重ねていくごとに何とか修正していくことはできましたが、もっと早いイニングから自分のピッチングができるようにしたかったです」と悔しさを滲ませていた。
中嶋監督はかなり早い段階から、由伸を中5日で4月1日のソフトバンク戦に登板させるプランを描いており、本人にも通達していた。由伸も「疲れなどもしっかり配慮された上での中5日なので大丈夫だと思います」と語った上で、「昨年もチームは(ソフトバンクに)負け越しを結構しているので、先に勝っておけるなら勝っておいた方がいい」と意気込みを見せていた。
そして迎えた1日のマウンドは、とにかく気合いが凄かった。やはり開幕戦で勝てなかったことがよほど悔しかったのだろう。ソフトバンク打線を2安打、13奪三振の快投。本人は8回で降板する気でいたそうだが、「8回を投げ終えてベンチに戻ったら、高山さんから『お前が打たれたら悔いはない。もう1回行くぞ!』と言われたので、しっかり気持ち入れて準備をしました」。
結局、9回も危なげなく抑えて2年ぶりの完封勝利を挙げた。「負けるのが悔しい。とにかく負けたくないから全部勝ちたい。『去年とは違うぞ!』という姿をどんどん見せていきたい」と試合後に語っていたが、ファンの胸を打った試合として語り継がれるような試合だった。
続く8日のロッテ戦でも7回1失点に抑えて連勝で2勝目。そして今シーズン3度目の登板は再び中5日で、今度は敵地PayPayドームでソフトバンク戦に臨む。前回の対決について「しっかり準備をして迎えられたら抑えられるというのは前回、少しですけど自信にはなったので、しっかり自分の調整をして挑みたいですね」と語る由伸。中5日での先発も苦にならないどころか、むしろ中6日よりやりやすいという。