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「信じられないアスリートだ」大谷翔平、日米通算100号に王手の豪快弾を含む2夜連続の猛打賞! エンジェルスは1点差で敗れる

THE DIGEST編集部

2021.04.14

チームが劣勢に立たされるなかで圧巻の一発を放った大谷。敵地のファンからも歓声がこだまする一撃だった。(C) Getty Images

チームが劣勢に立たされるなかで圧巻の一発を放った大谷。敵地のファンからも歓声がこだまする一撃だった。(C) Getty Images

 現地時間4月13日、エンジェルスに所属する大谷翔平は、敵地でのロイヤルズ戦に「2番・DH」で先発出場。5打数3安打1打点の活躍。しかし、チームは2-3で惜敗した。

 前日の試合で、スタットキャスト(弾道解析機器)が導入された15年以降で、ジャンカルロ・スタントンやアーロン・ジャッジ(いずれもヤンキース)など史上5人しかいない打球速度は119.0マイル(約191.5キロ)を計測し、百戦錬磨のジョー・マッドン監督が「信じられないアスリートだ」と舌を巻いた大谷。この日はまず、相手左腕ダニー・ダフィーと対峙した。

 第1打席は外角へのカーブで“大谷シフト”で二遊間寄りに守っていたサードへのゴロを打たされたものの、自慢の快速を飛ばして内野安打を記録。惜しくもチームの得点には繋がらなかったものの、いきなり見せ場を作る。

 エンジェルス先発のディラン・バンディが初回に失点して0-1のビハインドで迎えた3回表、その先頭打者として第2打席に立った大谷は、ここでも執拗な外角攻めを続けられ、最後はアウトローへのスライダーを打たされてレフトフライに打ち取られた。

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 2点差とされた5回表、2死ランナーなしで第3打席を迎えた大谷は、カウント1-0からダフィーの真ん中甘めに入った変化球をジャストミート。高々と舞い上がった打球は、ロイヤルズの外野手が一歩も動かないほど、あっという間にスタンドに入った。

 大谷の日米通算100号へ王手となる今季4本目の一発で点差を縮めたエンジェルスだったが、直後の5回裏にバンディがバッテリーエラーなども絡んで3点目を献上。6回表に2死満塁のチャンスを作るも、9番ジャック・メイフィールドが、気迫溢れるダフィーのストレートに空振り三振に切られて得点機を逸する。

 大谷は7回表1死ランナーなしで第4打席に立つと、この回からリリーフした新人のジェーク・ブレンツと対峙。カウント0-1から2球目を捉えて鋭いランナーをライト方向へと飛ばすも、相手二塁手ウィット・メリフィールドの好守にあって惜しくもヒットにはならなかった。

 エンジェルスは、ロイヤルズの中継ぎエースであるウェイド・デービスから1点をもぎ取る。そして9回表、1死ランナー1塁で相手クローザーのホランドと対戦した大谷は、外角中心の攻めにも冷静に応対し、カウント2-1からライト前へと痛烈なヒットを放って2夜連続の猛打賞を記録した。

 チャンスを広げたエンジェルスだったが、今日3三振のトラウトがここでも打てずに凡退するなど、打線が繋がらずに接戦を落とした。

構成●THE DIGEST編集部
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