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筒香嘉智に決勝打を許して泥沼5連敗のヤンキースを韓国メディアが批判「打率1割のツツゴウに打たれるなんて…」

THE DIGEST編集部

2021.04.20

コールから決勝打を放った筒香。その一打は小さくない反響を呼んでいる。(C) Getty Images

 米球界の盟主との一戦で放った一打は大きな反響を呼んでいる。タンパベイ・レイズの筒香嘉智だ。

 現地時間4月18日に敵地で行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦に「7番・指名打者」で先発した筒香は、2-2で迎えた7回に相手エースのゲリット・コールから値千金の決勝タイムリーを放ったのである。

 試合前まで、打率.154と極度の打撃不振に陥っていた29歳は、外角低めに投じられた89マイル(約143キロ)の高速チェンジアップを、体勢を崩されながらも、なんとか食らいついて右中間へ弾き返してみせた。

 2年前に9年総額3億2400万ドル(約353億円)の"超大型契約"を締結したMLB屈指の剛腕コールを打ち崩し、ヤンキースに5連敗の屈辱を味あわせた筒香。そのパフォーマンスに対する称賛の声は世界に広がっている。韓国のスポーツ・メディア『OSEN』は、「醜いアヒルの子から白鳥へ変身した」と絶賛した。

「日本のプロ野球界でリーグを代表する強打者として名を馳せてきたツツゴウは、これまで物足りなさを感じさせてきた。しかし、極度の打撃不振にあった男はコールを相手に火の出るような決勝打を放ったことで、周囲の喧騒に対する反発のキッカケを掴もうとしている」

【動画】剛腕コールから放った痛快打! 賛辞が相次いだ筒香のタイムリーヒットはこちら
 一方で同メディアは、泥沼の5連敗を喫してしまったヤンキースに「ハッキリいって衝撃的な5連敗だ」と批判も展開した。

「チーム屈指のエースであるコールが打率1割台に過ぎなかったツツゴウに打たれるなんて……。それも泥沼の5連敗だ。ヤンキースにとってこれ以上の衝撃はないだろう」

 いまだ打率.163と決して褒められた戦績ではない。だが、ヤンキース戦、それも大エースを相手に飛び出したヒットは「結果が出ていないから、いろんな感情があった」と語った筒香にとって単なる一本ではないはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
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