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MLB

大谷翔平、“元相棒”の巧妙リードに苦戦して今季初の「5タコ」。打線が沈黙したエンジェルスも8失点大敗

THE DIGEST編集部

2021.04.23

大谷は、アストロズ・バッテリーの攻めに苦戦し、連夜の活躍ができなかった。(C) Getty Images

大谷は、アストロズ・バッテリーの攻めに苦戦し、連夜の活躍ができなかった。(C) Getty Images

 現地時間4月22日、ロサンゼルス・エンジェルスに所属する大谷翔平は、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「2番・DH」で先発出場。今季初じめて5打数で無安打、それも2三振と振るわずに、チームも2-8で敗れた。

 前日の試合で日米通算100号を放って打撃面での好調ぶりをアピール大谷。昨シーズンの新人王投票3位となった24歳の右腕クリスチャン・ハビアーと対峙した第1打席は、1死無塁で迎えたが、速球中心にインサイドとアウトサイドを突いた巧みな配給に苦戦し、最後はカウント2-2から外角へ大きく曲がるツーシームを振らされて空振り三振を喫した。

 2回裏に先発のアレックス・カッブが打ち込まれて3点を失ったエンジェルスは、アストロズのハビアーに苦戦する。3回表に2死ランナー2塁で第2打席を迎えた大谷も、内角への重たい直球に差し込まれてセンターフライに終わった。

 3回裏にも3点を追加されて完全に主導権を握られたエンジェルスは、反撃の糸口を模索するも頼みの打線が機能しない。4回表には3番マイク・トラウトと4番ジャレッド・ウォルシュが無死から出塁したものの、相手先発ハビアーのテンポの良い投球に、後続のジャスティン・アップトン、アルバート・プーホルス、ホセ・イグレシアスが凡退して得点に至らない。

 直後の4回裏にも失点してエンジェルスが7点差とされたなかで、大谷は5回表に2死ランナー1塁で、3度目の打席に立つ。粘投を続けるハビアーと三度対峙し、何とか流れを変えたい背番号17だったが、真ん中高めへ投じられた初球のストレートを打ち、一塁ゴロに終わった。

【動画】豪快なスイングで日米通算100号を達成! 大谷翔平の圧巻ホームランはこちら
 6回表にプーホルスの2ランホームランで一矢を報いたエンジェルスだったが、追い上げも虚しく6点差のまま……。逆境のなかで8回表に4打席目に立った大谷は、1死1、2塁で3番手のブルックス・レイリーと対戦する。

 しかし、この場面でも大谷は、元同僚の相手捕手マーティン・マルドナードの巧みなリードを前に苦戦。これまでとは一転した徹底した外角攻めから最後は内角へのストレートを詰まらされてショートゴロとなった。

 大谷は9回表1死1塁で第5打席を迎えると、今季の防御率0.00という相手クローザーのライアン・プレスリーに対するが、フルカウントから内角高めへの154キロのストレートを振らされて、今日2度目の空振り三振を喫してしまった。

 結局、プーホルスの一発以外に点が奪えなかったエンジェルスは、指揮官のダスティ・ベイカーの通算1900勝目をマークしたアストロズに屈してしまった。

構成●THE DIGEST編集部
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