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「お前やばいよ」“現役最強左腕”カーショウの賛辞にダルビッシュ有の反応は?「彼の強さが支えになった」

THE DIGEST編集部

2021.04.24

カーショウ(左)とダルビッシュ(右)は、ドジャース時代に互いの実力を認めあい、高め合った仲だ。(C) Getty Images

カーショウ(左)とダルビッシュ(右)は、ドジャース時代に互いの実力を認めあい、高め合った仲だ。(C) Getty Images

 息詰まる展開こそが、マウンドに立った両エースの力量を物語っていた。

 現地時間4月17日にサンディエゴのペトコ・パークで行なわれたサンディエゴ・パドレスとロサンゼルス・ドジャースの注目対決は、先発したダルビッシュ有とクレイトン・カーショウが快投。互いに一歩も譲らない好ゲームを演じた。

 試合が決定付けられたのは5回表だ。2死から満塁のチャンスを作り出したドジャースが、他でもないカーショウがダルビッシュから押し出しの四球をもぎ取って、結局、2-0で逃げ切ったのである。

 パドレスの地元紙『San Diego Union Tribune』が試合後に「ダルビッシュはほとんど完璧だった」と賛辞を贈った試合後、かつてドジャース時代に親交を深め合ったという両エースはメッセージをかわした。そして、現役最強の呼び声も高いカーショウから「お前はやばいよ」と称賛を受けたというダルビッシュは、米紙『LA Times』で、ドジャースの一員としてヒューストン・アストロズに屈してワールドシリーズ制覇を逃した2017年シーズンで、ともに辛酸をなめた左腕の想いを慮った。

「カーショウがどれほどの想いで優勝リングが欲していたか。それなのに、失望を押しやり、優勝を逃した張本人かもしれない選手に手を差し伸べた彼の寛容な精神。それを考えてほしい。あれから自分も精神的に強くなったと思う。それは自分が強かったからではなく、彼が持っていた強さが、ある意味で支えになった」

 このワールドシリーズでの登板でダルビッシュは、2戦ともに2回途中KOとなり戦犯として批判にさらされた。それはカブスに移籍した18年以降も変わらず。19年6月15日にドジャー・スタジアムで先発した際には、猛烈なブーイングを浴びた。

 その後、アストロズのサイン盗みが発覚すると、多くのドジャース・ファンからダルビッシュに謝罪の言葉が寄せられた。

 謝罪を受けていた34歳の右腕は、『LA Times』で「本当に誰にも罪悪感を持ってほしくない」と古巣ファンへメッセージを発信している。

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「ファンは心からチームに勝ってほしくて毎日、一生懸命に応援してくれる。だけど、最後の最後にあんなことが起きれば、選手を批判するのは当たり前。ましてや、自分のように優勝請負人としてトレードで来た選手には厳しくなる」

 そしてダルビッシュは、自らへのブーイングを「思いっきり楽しんでほしい」とファンへ呼びかけてもいる。

「僕は今、パドレスにいる。僕らは同じ地区にいて、ドジャースへの挑戦者だ。だからブーイングをされても仕方がない。それにブーイングはファンが球場に来て楽しむことの一つだとも思う。だから、もしブーイングしたければ、僕の気持ちとかあまり考えすぎずにやってほしい」

 古巣のエースとファンと気遣ったダルビッシュに浴びせられるのは、盛大な拍手か、それとも愛のあるブーイングなのか。現地時間4月23日に迎えるドジャー・スタジアムでの先発登板に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
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