現地時間4月24日、ロサンゼルス・エンジェルスに所属する大谷翔平は、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数1安打1打点、今季第6号となるホームランを放ったものの、チームは2-16で大敗を喫した。
前日に6試合ぶりのマルチヒットを記録した大谷は、思わぬアクシデントが起きた状況で第1打席を迎えた。
1死を取った瞬間にアストロズの先発ジェイク・オドリッジが直前に左ひじを痛めて降板して、急遽登板となった新人ケント・エマヌエルと対峙した大谷は、193センチと自身と同身長の左腕に対して4球目の内角への速球を打たされてファーストゴロに終わった。
スクランブル登板でマウンドに上がったエマヌエルに抑えられたエンジェルスは、アストロズに“先制パンチ”を浴びる。先発のグリフィン・キャニングがカルロス・コレアに先頭打者ホームランを打たれると、なおも無死2、3塁のピンチで4番ヨーダン・アルバレスにタイムリーヒットを痛打されるなど一挙に3点を献上した。
エンジェルスは2回表にアルバート・プーホルスのメジャー通算666号目となるソロアーチで早々に一点を返すと、直後の3回表2死無塁で第2打席に立った大谷が、豪快な一発を見舞う。2球目に真ん中甘めに投じられた直球をジャストミートすると、高々と舞い上がった打球はセンター後方にある壁に当たって今季第6号ホームランとなった。
【動画】大谷翔平の「速すぎる」今季第6号ホームランシーンはこちら! 地元メディア『Bally Sports』は「ホームランを打ったことに全く気付いていなかったオオタニは記録的な速さでベースを疾走した」と綴った大谷の一発で追い上げるエンジェルスだったが、投手陣がピリッとしない。
3回裏に先発のキャニングがアレックス・ブレグマンにツーランホームランを打たれるなど3点を奪われて降板すると、後続のリリーフ陣も捕まって、4回と5回で7失点を喫した。
11点差とされた6回裏に第3打席を迎えた大谷は、好投を続けるエマヌエルと3度目の対戦。その2球目をセンターへと弾き返すも、ヒット性の強烈なグラウンダーの打球を、セカンドよりに守っていた相手ショートのコレアに軽やかに捌かれてしまった。
頼みの打線も沈黙して防戦一方となったエンジェルスは、趨勢が定まっていた8回裏にはDHだった大谷をレフトに回し、投手に捕手のアンソニー・ベンブームを抜擢する“奇策”に出る。
しかし、今日のアストロズ打線は容赦しない。先頭のカイル・タッカーが、日本ハム時代の2014年7月13日のソフトバンク戦以来、2478日ぶりとなる外野守備についた大谷の頭上を越えるレフトスタンドへのツーランホームランを放つなど点差を広げた。
最終回に第4打席に立った大谷は相手一塁手ユリ・グリエルのエラーの間に出塁するも後続が打ち取られ、チームは1回1死から好投を続けてきたエマヌエルを前に14点差を縮められずにリーグ戦4連敗となった。
構成●THE DIGEST編集部
前日に6試合ぶりのマルチヒットを記録した大谷は、思わぬアクシデントが起きた状況で第1打席を迎えた。
1死を取った瞬間にアストロズの先発ジェイク・オドリッジが直前に左ひじを痛めて降板して、急遽登板となった新人ケント・エマヌエルと対峙した大谷は、193センチと自身と同身長の左腕に対して4球目の内角への速球を打たされてファーストゴロに終わった。
スクランブル登板でマウンドに上がったエマヌエルに抑えられたエンジェルスは、アストロズに“先制パンチ”を浴びる。先発のグリフィン・キャニングがカルロス・コレアに先頭打者ホームランを打たれると、なおも無死2、3塁のピンチで4番ヨーダン・アルバレスにタイムリーヒットを痛打されるなど一挙に3点を献上した。
エンジェルスは2回表にアルバート・プーホルスのメジャー通算666号目となるソロアーチで早々に一点を返すと、直後の3回表2死無塁で第2打席に立った大谷が、豪快な一発を見舞う。2球目に真ん中甘めに投じられた直球をジャストミートすると、高々と舞い上がった打球はセンター後方にある壁に当たって今季第6号ホームランとなった。
【動画】大谷翔平の「速すぎる」今季第6号ホームランシーンはこちら! 地元メディア『Bally Sports』は「ホームランを打ったことに全く気付いていなかったオオタニは記録的な速さでベースを疾走した」と綴った大谷の一発で追い上げるエンジェルスだったが、投手陣がピリッとしない。
3回裏に先発のキャニングがアレックス・ブレグマンにツーランホームランを打たれるなど3点を奪われて降板すると、後続のリリーフ陣も捕まって、4回と5回で7失点を喫した。
11点差とされた6回裏に第3打席を迎えた大谷は、好投を続けるエマヌエルと3度目の対戦。その2球目をセンターへと弾き返すも、ヒット性の強烈なグラウンダーの打球を、セカンドよりに守っていた相手ショートのコレアに軽やかに捌かれてしまった。
頼みの打線も沈黙して防戦一方となったエンジェルスは、趨勢が定まっていた8回裏にはDHだった大谷をレフトに回し、投手に捕手のアンソニー・ベンブームを抜擢する“奇策”に出る。
しかし、今日のアストロズ打線は容赦しない。先頭のカイル・タッカーが、日本ハム時代の2014年7月13日のソフトバンク戦以来、2478日ぶりとなる外野守備についた大谷の頭上を越えるレフトスタンドへのツーランホームランを放つなど点差を広げた。
最終回に第4打席に立った大谷は相手一塁手ユリ・グリエルのエラーの間に出塁するも後続が打ち取られ、チームは1回1死から好投を続けてきたエマヌエルを前に14点差を縮められずにリーグ戦4連敗となった。
構成●THE DIGEST編集部