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「新たな自分史を作った」大谷翔平のメジャー初左翼に米メディアが熱視線!「PO進出の重要性を考え…」

THE DIGEST編集部

2021.04.26

8回裏に出場可能な野手がいなくなった中で、自ら守備に就くと志願した大谷。(C)Getty Images

 二刀流右腕の"奇策"に米メディアが熱視線を送っている。

 現地4月24日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「2番・DH」で先発出場。3回の第2打席で今季第6号のホームランを放ち、11点ビハインドの8回裏には指名打者を解除してメジャー初となる左翼に就くなど、この日も攻守でファンを魅了した。

 大谷が投手以外の守備位置に就いたのは、日本ハム時代の2014年以来、約7年ぶり。左翼を守っていたアンソニー・ベンブームが投手に抜擢され、大谷が同僚のジャスティン・アップトンからグラブを借りてフィールドに立った。試合後にジョー・マッドン監督が「実のところ(オオタニが)持ち出してきたんだ」と話したとおり、自ら志願しての左翼起用だったようだ。
 
 チームの2-16という結果に米放送局『CBS Sports』は、「エンジェルスにとって楽しい日ではなかった」としたうえで、「明るい面があったとすれば、二刀流の天才であるショウヘイ・オオタニがこの大敗で自分の歴史を作れたことだ」と言及している。

 1度訪れた守備機会は、左翼線への二塁打を無難に処理。この内容を「バッターボックスやマウンドで見せるような優雅な姿ではなかった」としながらも、「(チームの)プレーオフ進出への重要性を考えたものだ」との見解を示した。

 開幕からの順調な活躍に加え、チームのために柔軟な姿勢も見せた大谷。その一挙手一投足から今後も目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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