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MLB

「3億ドルはくだらない」大谷翔平、FA時の超大型契約は確実!? 地元放送局が近未来を予測「トラウト並みの評価は…」

THE DIGEST編集部

2021.04.30

投打で異彩を放ち続ける大谷の価値は高まり続けている。(C)Getty Images

投打で異彩を放ち続ける大谷の価値は高まり続けている。(C)Getty Images

 契約金は選手の価値を表す指標のひとつだ。特大のポテンシャルを発揮する大谷翔平のパフォーマンスに対する対価もそれ相応である。

 今季の大谷は出色のパフォーマンスを続けている。打っては打率.284、7本塁打、18打点、OPS.959とハイアベレージを記録。投げても2度の“リアル二刀流”をこなし、今月26日のテキサス・レンジャーズ戦では実に1072日ぶりの勝利投手となった。

 両リーグ本塁打王による先発登板は、“野球の神様”ベーブ・ルース以来、実に100年ぶりの出来事だった。そんな野球史を塗り替え続けるサムライ戦士の価値はうなぎ上りだ。

 所属するロサンゼルス・エンジェルスの地元放送局『CBS Sports』は、契約満了時にフリーエージェントとなれば、「最低10年3億ドル(約320億円)は下らないだろう」と報じた。

 昨オフに年俸調停を回避し、2年総額850万ドル(約9億2400万円)で合意。順調にいけば、大谷は2023年シーズン終了後にフリーエージェントの資格を得られる。この時点で二刀流でより大きな成功を収めていれば、球史に残る超大型の契約を締結する可能性は小さくない。

【動画】大谷翔平1072日ぶりの勝利投手!圧巻9Kハイライトはこちら
 だが、エンジェルスが予想される金額を支払えるかは定かではない。ロサンゼルスの雄は、2019年にマイク・トラウトと当時の北米スポーツ史上最高額となる12年総額4億2650万ドル(約460億円)で契約延長。年俸は3700万ドル(約40億円)で、同年オフに7年契約を締結したアンソニー・レンドンにもほぼ同じ年俸を支払っているのだ。

 台所事情からエンジェルスも易々と大枚を叩くわけにはいかない。『CBS Sports』は、「現所属チームはオオタニにとっては理想的な場所だ」と記したうえで、こう読み説いた。

「今季のオオタニの活躍を考えると、チームは今後もハイレベルかつ難しい交渉に迫られるだろう。今の次点でエンジェルスがトラウト並みの評価を与えるかは怪しいところではある。しかしながら、オオタニが二刀流をどこまで続けられるかも含め、難しい決断を下さなくてはいけない時は来るかもしれない」

 トラウトと並びチームの核となれるのか。そのパフォーマンス次第で、大谷の近未来は大きく変わりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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