メジャーリーグ開幕から１か月。投打にわたって活躍を見せる26歳に、早くもMVP獲得の声が高まっている。

【動画】大谷翔平1072日ぶりの勝利投手！圧巻９Ｋハイライトはこちら

　米放送局『FOX Sports』の電子版は４月29日、現時点での“MVP有力候補”を特集。その中で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、同僚のマイクトラウトに続くア・リーグ２位に選出された。

　打者としてここまで22試合に出場し、打率.284、７本塁打、18打点、OPS.959と高い数字を維持している大谷。投げてもここまで３試合に登板して23奪三振、防御率3.29、今季２度目の“リアル二刀流”となった先月26日のレンジャーズ戦では、1072日ぶりの勝利を挙げた。
  　この活躍について、記事内では「トラウトでさえも想像できないようなことをフィールドでやっている」と絶賛したうえで、「確かに、オオタニの打席とマウンドのコンビネーションは、ベーブ・ルースの伝説を彷彿とさせるものがある」と言及している。

　さらに、MLBアナリストのベン・バーランダー氏は、今季好調の大谷を「野球を見ていて最もエキサイティングな選手だ」と絶賛。「この男は毎試合、テレビで絶対に見るべき選手だ」と断言すると、「直近の登板では100年前のベーブ・ルース以来、初めてリーグトップの本塁打数でマウンドに立った」と歴史的な記録について言及した。

　ちなみに、ア・リーグの３位にはブラディミール・ゲレロJr.（ブルージェイズ）が選出。ナ・リーグは１位にロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス）、２位にフェルナンド・タティスJr.（パドレス）、ホアン・ソト（ナショナルズ）が支持されている。

構成●THE DIGEST編集部