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「完璧なオオタニは手に負えない」MLB公式が大谷翔平のピッチングに熱狂! 唯一つけた“注文”は――

THE DIGEST編集部

2021.05.04

投手としても際立った存在感を放つ大谷にMLBも熱い視線を注いでいる。(C)Getty Images

投手としても際立った存在感を放つ大谷にMLBも熱い視線を注いでいる。(C)Getty Images

 MLB屈指の剛腕として脚光を浴びているのが、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平である。

 今季の大谷はすこぶる好調だ。とくに開幕前までの過去4年で17試合しか登板のなかったピッチングでは投げるたびに話題を提供する。直近のテキサス・レンジャーズ戦では、初回に4点を失いながらもメジャー自己最多タイの5連続三振を含む9奪三振を記録。実に1072日ぶりの勝利投手となった。

 いまや大谷のパフォーマンスは球界のレジェンドたちからも一目を置かれている。元ニューヨーク・ヤンキースのC.C.サバシアが「俺がこれまで見てきた中で最高の野球選手だ」と称えれば、元ボストン・レッドソックスのペドロ・マルティネスが「私はオオタニを単に特別な選手とは言わない。彼は比類のない存在なんだ」と褒めちぎる。

 現地メディアでも期待は膨れ上がる一方だ。MLBの公式サイト『MLB.com』は、タイラー・グラスノー(タンパベイ・レイズ)、ウォーカー・ビューラー(ロサンゼルス・ドジャース)とともに大谷を「毎週月曜日に投げるファンタジーな投手」としてチョイスした。

 同メディアは大谷について「怪我という少々のリスクが伴う」と前置きしたうえで、こう評した。

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「オオタニのコントロールが完璧な時はもはや誰も手に負えない。ライバルたちは注意すべきだ。平均時速97マイル(約156キロ)だった彼の速球は今シーズンに101マイル(約162キロ)というアメリカでは自己最高に達した」

 さらに「スプリットを投げた打者はいずれも抑え込んでいる。それも19人中18人は三振を奪っている」と変化球の精度を絶賛した同メディアは、最後に課題である制球力に再び注文を付けた。

「完璧なオオタニだが、唯一、注意点を挙げるとすれば、やはりコントロールだ。13と2/3イニングで許した四球は13。ストライク率も投球の53%のみ。それで球数を要している彼は、3回の登板で1度しか5イニング以上も投げれていない」

 現地時間5月2日に行なわれたシアトル・マリナーズ戦で死球を受けた大谷。現地時間5月3日に予定されていたレイズ戦での登板が危ぶまれるが、いずれにしても、彼のピッチングに対する注目度は今後も高まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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