専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

大谷翔平は“松井秀喜超え”の今季10号アーチ! エースの好投を台無しにしたエンジェルスは泥沼の5連敗

THE DIGEST編集部

2021.05.07

大谷のホームランなどで先手を取ったエンジェルスだったが、中継ぎ陣がもたなかった。(C)Getty Images

大谷のホームランなどで先手を取ったエンジェルスだったが、中継ぎ陣がもたなかった。(C)Getty Images

 現地時間5月6日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦に「2番・DH」で先発出場。4打数2安打1本塁打と好成績を残すも、チームは3-8と逆転負けを喫した。

 序盤から両投手陣の好投が目立った試合は、3回にエンジェルスが均衡を破る。1死二塁の好機でフィル・ゴスリンのタイムリーツーベースで先制に成功。さらに2死1塁となってから、第1打席で三振を喫していた大谷が第2打席に立つ。

 相手2番手ジョシュ・フレミングと対峙した大谷は、その初球を捉える。内角やや甘めに入ったシンカーをジャストミートすると、高々舞い上がったボールは一直線で右中間スタンドへ。これまでシーズン10号の日本人最速到達日は2004年松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)の6月4日だったが、それを大きく更新する一発となった。

 大谷のツーランホームランで加点して3-0とリードしたエンジェルス。守っては先発のアンドリュー・ヒーニーが好投。レイズに反撃の余地を与えずに6回表までに10奪三振を奪って無失点に抑え込む。

 チームが完全に主導権を握った展開で、6回裏に先頭打者として第3打席を迎えた大谷。再びフレミングとの対戦となったが、ここはフルカウントから外角低めに投じられたカットボールを振らされ、この日、2度目の空振り三振を喫した。

 7回途中から継投策に転じたエンジェルスだったが、これが裏目に出る。2番手のマイク・マイアーズが7回表にレイズがマイク・ズニーノのソロホームランを浴びると、8回表にはランディ・アロサレーナとマニュエル・マーゴの2者連続タイムリーで同点とされてしまう。
 
 またしてもリリーフ陣が打ち込まれたエンジェルス。さらにバッテリーエラーから快速マーゴの生還を許して逆転されると、ヤンディ・ディアスにもタイムリーヒットを浴びてしまった。

 さらに3点を加点されたエンジェルスは打線の奮起に期待するしかなくなったが、レイズの好リリーフ陣が立ちはだかる。

 それでも8回裏に2死無塁で第4打席を迎えた大谷は見せ場を創出。相手3番手ハンター・ストリックランドの3球目を引っ張ると、痛烈な打球は一塁ベースに当たって大きくバウンドし、幸運な形での内野安打となった。

 大谷が出塁するも、後続が見事に抑え込まれたエンジェルスは、反攻が出来ずに泥沼の5連敗。課題のリリーフ陣がエースの好投を台無しする最悪のゲームとなった。

構成●THE DIGEST編集部
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号