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MLB

空前絶後の大偉業! 大谷翔平が成し遂げた「2800×300」の奇跡

THE DIGEST編集部

2021.05.08

大谷翔平が再び快挙。二刀流で球史に名前を刻んだ。(C)Getty Images

大谷翔平が再び快挙。二刀流で球史に名前を刻んだ。(C)Getty Images

 現在進行形で球史にその名を刻んでいる。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間5月6日、本拠地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦に「2番・DH」で先発すると、3回の第2打席に今季10号となる2ラン本塁打を放った。この特大アーチで、大谷はJD・マルティネス(ボストン・レッドソックス)らに並び堂々の”メジャー本塁打王”レースのトップに並んだ。

 そして、到達スピードも”歴史的”な速さだった。これまでシーズン10号の日本人最速は2019年に自身が記録した44試合/180打席目だったが、今季は28試合/116打席で到達。加えて、日本人選手で10号に到達したのは2004年の松井秀喜の6月4日が最速だったが、大谷はこれを1か月近く更新。当時の”ゴジラ”が年間で31本塁打を放ったことを踏まえると、故障がなければ40本、50本という領域も見えてきそうだ。

 さらに、メジャーの歴史をも揺るがす快挙も成し遂げた。
 
 エンジェルスは6日の試合で今季30試合目を消化した。『ESPN Stats&Info』によると、1900年以降、チーム30試合時点で「30奪三振以上が記録されたのは2800回」、「10本塁打以上が記録されたのは300回」あったという。そして、この両方を成し遂げたのはたった一人しかいない。そう、今シーズンの大谷だ。

 大谷は今季、投手として4先発して1勝0敗、防御率2.41、30奪三振。一方、打者としては28試合に出場して打率.273、10本塁打、24打点、OPS.947をマークしている(奇しくも喫した三振数も投手で奪ったのと同じ30)。二刀流として、ともに堂々の数字を残している。

 もし大谷が故障して一本だけになっていたら、この「2800×300」というまったく異なるカテゴリーを同時達成することはできなかった。この記録が球史に刻まれたという事実が、二刀流の成功を物語っているわけである。

 もっとも、6日の試合で大谷が10号2ランを放っても、エンジェルスは救援陣の炎上と守備の乱れで敗戦。30試合を終えて13勝17敗、地区5位に沈んでいる。「大谷は活躍しました。しかしチームは敗れました」というニュースは、まさにイチローがメジャー最多安打記録を更新した2004年のシアトル・マリナーズ(63勝99敗)がちらつくところ。

 “最強”マイク・トラウトや大型三塁手のアンソニー・レンドーン、売り出し中のジャレッド・ウォルシュなど選手個人の顔ぶれは悪くない。ここからケミストリーを起こして、チームも浮上することを、日米のファンが待ち望んでいるはずだ。

構成●THE DIGEST編集部
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