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「ブルペン陣が台無しにした!」大谷翔平の10K快投を活かせなかったエンジェルスに非難殺到!「明らかな失敗だ」

THE DIGEST編集部

2021.05.13

7回1失点と強打のアストロズを封じ込んだ大谷。だが、チームはその快投を結果に活かせなかった。(C)Getty Images

 ピッチングは"満点"と呼べるだけの内容だった。現地時間5月11日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平はヒューストン・アストロズ戦で「2番・投手」として先発。今季最長の7回で88球を投げ、これまた今季最多の10奪三振と相手打線を抑え込んだ。

 5回に先頭打者カイル・タッカーにソロホームランを許したが、2018年5月20日以来となる7回を投げ抜いた。しかし、大谷に白星は付かなかった。

 相手右腕ランス・マッカラーズJr.の好投もあって味方打線の援護が1点しかなかったのも問題だが、大谷、いやエンジェルスにとっても痛恨だったのは、リリーフ陣の"投壊"だ。

 1-1の8回から大谷の後を受けたアーロン・スレッガーズが勝ち越しのタイムリーヒットを打たれると、さらにリリーフしたアレックス・クラウディオがユリ・グリエルに3ランホームランを許したのである。

「最終回にオオタニの打席が回ってくる前に、試合は終わっていた」と伝えたのは地元紙『Orange County REGISTER』だ。同紙はマッチサマリーにおいて辛辣な論説を展開した。

【動画】魔球スプリットで空振り三振! グリエルが唸った大谷翔平の投球シーンはこちら
「ショウヘイ・オオタニの快投は、味方であるエンジェルスのブルペンの失態によって台無しにされた。彼はおよそ3年間に渡って失われていた完璧な投球を見せて、エンジェルスが求めていたものすべてを与えた。ただ"勝利"を除いては……」

 同紙の意見に同調するのが、地元紙『LA Times』のジャック・ハリス記者。「アストロズはエンジェルスのブルペン陣に容赦なく襲い掛かった」とレポートしている。

「火曜日の夜にクローザーのライセル・イグレシアスやセットアッパーのマイク・マイヤーズに負荷をかけていたエンジェルスは、彼らを起用できなかった。それが結果的には仇となった。中継ぎを攻め込んだアストロズは爆発的な攻撃力を見せ、スレッガーズとクラウディオを打ち崩したのである。明らかな失敗だった」

 チーム防御率はリーグワースト2位の5.03と投手陣に問題を抱えているエンジェルス。大谷のハイパフォーマンスをより効率良く活かすためにも、テコ入れの必要がありそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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