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名将マッドンが「ショウヘイは普通ではない」と仰天!大谷翔平の“三刀流”に米メディアも震撼「歴史を作った」

THE DIGEST編集部

2021.05.13

投打で奮闘し、守備でもフィールドに立った大谷。その歴史的なプレーに米メディアが賛辞を寄せた。(C)Getty Images

投打で奮闘し、守備でもフィールドに立った大谷。その歴史的なプレーに米メディアが賛辞を寄せた。(C)Getty Images

 その一挙手一投足に世界が注目した。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平である。

 現地時間5月11日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷はヒューストン・アストロズ戦で「2番・投手」として先発。勝ち星はつかなかったが、今季最長の7イニングを投げ、10奪三振・1失点の好投を披露した。

 全米を震撼させたのは、降板後の8回裏からメジャーで初めてライトのポジションに入って出場を継続したところだ。この時点で26歳の日本人は、「打者、投手、野手」の“リアル三刀流“を実現させた。

 試合後の会見で本人が「楽しかった」と語ったように、その一つひとつのプレーに、会場がどよめき、敵地のファンも釘付けにされているようだった。それだけの存在感を大谷は放ったのである。

 驚愕の才能に対する賛辞は止む気配がない。米放送局『CBS Sports』は、「二刀流スターのオオタニが珠玉の投球を見せ、敗戦の中で歴史を作る」と銘打った記事内で「この夜の話題のすべては、エンジェルスの先発投手として投打、そして外野手としてもフィールドに出たオオタニによる新たな二刀流の取り組みだった」と論評を打った。

【動画】魔球スプリットで空振り三振! グリエルが唸った大谷翔平の投球シーンはこちら
「特に明るい材料となったのが、先発での制球力を向上させたことだった。オオタニは5つの球種で16の空振りを奪った。この投球で彼はある歴史を作った。降板後にライトを守った彼は、1952年9月28日のハービー・ハディックス以来となる10三振以上を奪って外野を守った選手となった」

 さらに「オオタニはア・リーグで2位タイの10本塁打を放ち、投手としても25回2/3を投げて40奪三振、20四球で防御率2.10をマークしている」と投打に渡る貢献度の高さを示した同メディアは、「この選手を使わないチームは今のMLBにはない」と評価した。

「おそらくどんなチームも彼を二刀流としてためらいなく起用するだろう。野球界は、長い間、オオタニのような選手を見たことがなかった。試合はエンジェルスが敗れたが、その事実はより鮮明にされた」

 エンジェルスの指揮官ジョー・マッドンが「今夜、ショウヘイがしたことは普通のことではない。彼はとても簡単にやってしまうけどね」と仰天した大谷。その出色のパフォーマンスには1試合ごとに注目度が増している。

構成●THE DIGEST編集部
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