圧倒的な活躍ぶりに、相手指揮官も惚れ惚れだ。

　現地時間５月14日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地でのボストン・レッドソックス戦に「２番・DH」で先発出場。４打数２安打、１本塁打の活躍を見せ、元祖二刀流のベーブ・ルースも活躍した「聖地」フェンウェイ・パークを沸かせた。
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　この日最大の見せ場となったのは、６回表の第３打席だ。相手先発ニック・ピベッタが投じた３球目のナックルカーブに泳がされながらもレフトへ流すと、打球はグングンと距離を伸ばし、高さ11.3メートルのボストン名物“グリーンモンスター”を越えていった。
  　大谷に寄せられる称賛の声はファンやチームメイトだけに留まらない。レッドソックスを率いるアレックス・コーラ監督は、「オオタニがマウンド上でやっていることや、野手守備としてやっていることは、遠くから見ていても楽しい」としたうえで、「これはスポーツにとってもいいことだ」と賛辞を贈った。

　さらに「彼は投打ともに素晴らしい」と続けた45歳の指揮官は、大谷がメジャーを席巻する様子を「まるで野球界が彼を見るために立ち止まっているかのようだ」と表現。「偉大でありユニークでもある。走ることもできるし、豪快なヒットも打てる。本当に素晴らしい選手だよ」と、その印象を語っている。

　敵将さえも魅了する26歳。この日はチームは３対４で敗れたものの、やはりその存在感は絶大である。

構成●THE DIGEST編集部

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