米老舗紙でも一大特集が組まれるに至った。話題の中心にいるのはほかでもない、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平である。
現地時間5月14日、創刊170年の歴史を誇るニューヨークの日刊紙『New York Times』は、「ショウヘイ・オオタニはついに解放された」と銘打ち、長文の企画記事を掲載。投打の二刀流としてブレイクするまでの道程を振り返りつつ、“野球の神様”と称された偉大なるベーブ・ルースとの比較論も展開した。
【PHOTOギャラリー】全米に衝撃を与えた大谷翔平の二刀流、はじける笑顔、日本代表での秘蔵ショットも大公開!
その存在感は強まる一方だ。打っては打率.264、11本塁打、27打点、OPS.939というハイアベレージを記録し、投げても25.2イニングで防御率2.10、40奪三振と圧巻のピッチングを誇示している。
そんな26歳のサムライの活躍ぶりに同紙は「亡くなって72年の時を経て、再びベーブ・ルースに光が当たっている」とスーパーレジェンドを引き合いに出しながら、「ルース、テッド・ラドクリフ、ハーベイ・ハディックス、サドン・サム・マクダウェルといった往年の二刀流スターたち。いまやあらゆる制限から解き放たれたオオタニは、ハイスピードで彼らを超越しようとしている」と絶賛した。
さらに同紙は過去2年間に渡って怪我に悩まされていた大谷が、昨オフに行なった肉体改造にもクローズアップ。「彼はより効率的に下半身を強化するために、どの食事が彼の疲労回復に役立つのかを血液検査で解明するなど、さまざまな手段を取り入れた」と伝え、「その変化が『大谷ルール』の解除を促したのだ」と伝えている。
今後は疲労が蓄積していくなかで、健康面を考慮した起用が求められる。となれば、首脳陣のプランニングが肝となるが、エンジェルスのペリー・ミナシアンGMは同紙の取材に対して、「彼のような選手に制限を課すなど、まったく無意味なことだ」と言い切り、力を込める。
「このチームにやってきた時から、オオタニはいかなる制限も設けほしくない、と話していたと聞く。だから私もそういった考えは持っていない。とくに今年の彼に関してはね。彼は一流のプロアスリートで、最高の仕事をしているよ。あのレベルに到達できるのは、ほんの一握りの選手だけだ」
この言葉を受け、『New York Times』紙は「この春先の仕事量を考えても、二刀流としてやり続けるためには、本人と首脳陣とのコミュニケーションが不可欠。だがそれも、ここまでは上手くいっている」と指摘。そして最後に、エンジェルスの指揮官ジョー・マッドンの言葉で特集を締めくくっている。
「ほとんど神の仕業と言ってもいいね。ショウヘイがこのクオリティを数年間保てたのは、本当に奇跡に近いほど素晴らしいことだ。他の誰かに再現させるなんて不可能だね」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】レッドソックス・ファンの挑発も効かない!? 大谷翔平の特大アーチはこちら
現地時間5月14日、創刊170年の歴史を誇るニューヨークの日刊紙『New York Times』は、「ショウヘイ・オオタニはついに解放された」と銘打ち、長文の企画記事を掲載。投打の二刀流としてブレイクするまでの道程を振り返りつつ、“野球の神様”と称された偉大なるベーブ・ルースとの比較論も展開した。
【PHOTOギャラリー】全米に衝撃を与えた大谷翔平の二刀流、はじける笑顔、日本代表での秘蔵ショットも大公開!
その存在感は強まる一方だ。打っては打率.264、11本塁打、27打点、OPS.939というハイアベレージを記録し、投げても25.2イニングで防御率2.10、40奪三振と圧巻のピッチングを誇示している。
そんな26歳のサムライの活躍ぶりに同紙は「亡くなって72年の時を経て、再びベーブ・ルースに光が当たっている」とスーパーレジェンドを引き合いに出しながら、「ルース、テッド・ラドクリフ、ハーベイ・ハディックス、サドン・サム・マクダウェルといった往年の二刀流スターたち。いまやあらゆる制限から解き放たれたオオタニは、ハイスピードで彼らを超越しようとしている」と絶賛した。
さらに同紙は過去2年間に渡って怪我に悩まされていた大谷が、昨オフに行なった肉体改造にもクローズアップ。「彼はより効率的に下半身を強化するために、どの食事が彼の疲労回復に役立つのかを血液検査で解明するなど、さまざまな手段を取り入れた」と伝え、「その変化が『大谷ルール』の解除を促したのだ」と伝えている。
今後は疲労が蓄積していくなかで、健康面を考慮した起用が求められる。となれば、首脳陣のプランニングが肝となるが、エンジェルスのペリー・ミナシアンGMは同紙の取材に対して、「彼のような選手に制限を課すなど、まったく無意味なことだ」と言い切り、力を込める。
「このチームにやってきた時から、オオタニはいかなる制限も設けほしくない、と話していたと聞く。だから私もそういった考えは持っていない。とくに今年の彼に関してはね。彼は一流のプロアスリートで、最高の仕事をしているよ。あのレベルに到達できるのは、ほんの一握りの選手だけだ」
この言葉を受け、『New York Times』紙は「この春先の仕事量を考えても、二刀流としてやり続けるためには、本人と首脳陣とのコミュニケーションが不可欠。だがそれも、ここまでは上手くいっている」と指摘。そして最後に、エンジェルスの指揮官ジョー・マッドンの言葉で特集を締めくくっている。
「ほとんど神の仕業と言ってもいいね。ショウヘイがこのクオリティを数年間保てたのは、本当に奇跡に近いほど素晴らしいことだ。他の誰かに再現させるなんて不可能だね」
構成●THE DIGEST編集部
【動画】レッドソックス・ファンの挑発も効かない!? 大谷翔平の特大アーチはこちら