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「歴代スターたちを高速で超えていく!」大谷翔平の偉才ぶりを米老舗紙も手放し称賛! 「肉体改造が“ルール”を解除させた」

THE DIGEST編集部

2021.05.16

連日の活躍でスター街道をひた走る大谷。その偉才ぶりは“野球の神”と称されたルースをも凌駕するほどだ。(C)Getty Images

連日の活躍でスター街道をひた走る大谷。その偉才ぶりは“野球の神”と称されたルースをも凌駕するほどだ。(C)Getty Images

 米老舗紙でも一大特集が組まれるに至った。話題の中心にいるのはほかでもない、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平である。

 現地時間5月14日、創刊170年の歴史を誇るニューヨークの日刊紙『New York Times』は、「ショウヘイ・オオタニはついに解放された」と銘打ち、長文の企画記事を掲載。投打の二刀流としてブレイクするまでの道程を振り返りつつ、“野球の神様”と称された偉大なるベーブ・ルースとの比較論も展開した。
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 その存在感は強まる一方だ。打っては打率.264、11本塁打、27打点、OPS.939というハイアベレージを記録し、投げても25.2イニングで防御率2.10、40奪三振と圧巻のピッチングを誇示している。

 そんな26歳のサムライの活躍ぶりに同紙は「亡くなって72年の時を経て、再びベーブ・ルースに光が当たっている」とスーパーレジェンドを引き合いに出しながら、「ルース、テッド・ラドクリフ、ハーベイ・ハディックス、サドン・サム・マクダウェルといった往年の二刀流スターたち。いまやあらゆる制限から解き放たれたオオタニは、ハイスピードで彼らを超越しようとしている」と絶賛した。

 さらに同紙は過去2年間に渡って怪我に悩まされていた大谷が、昨オフに行なった肉体改造にもクローズアップ。「彼はより効率的に下半身を強化するために、どの食事が彼の疲労回復に役立つのかを血液検査で解明するなど、さまざまな手段を取り入れた」と伝え、「その変化が『大谷ルール』の解除を促したのだ」と伝えている。
 
 今後は疲労が蓄積していくなかで、健康面を考慮した起用が求められる。となれば、首脳陣のプランニングが肝となるが、エンジェルスのペリー・ミナシアンGMは同紙の取材に対して、「彼のような選手に制限を課すなど、まったく無意味なことだ」と言い切り、力を込める。

「このチームにやってきた時から、オオタニはいかなる制限も設けほしくない、と話していたと聞く。だから私もそういった考えは持っていない。とくに今年の彼に関してはね。彼は一流のプロアスリートで、最高の仕事をしているよ。あのレベルに到達できるのは、ほんの一握りの選手だけだ」

 この言葉を受け、『New York Times』紙は「この春先の仕事量を考えても、二刀流としてやり続けるためには、本人と首脳陣とのコミュニケーションが不可欠。だがそれも、ここまでは上手くいっている」と指摘。そして最後に、エンジェルスの指揮官ジョー・マッドンの言葉で特集を締めくくっている。

「ほとんど神の仕業と言ってもいいね。ショウヘイがこのクオリティを数年間保てたのは、本当に奇跡に近いほど素晴らしいことだ。他の誰かに再現させるなんて不可能だね」

構成●THE DIGEST編集部

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