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止まらない“怪物”! 大谷翔平は特大14号アーチを含むマルチ安打、敵軍が敬遠で勝負を避ける場面も

THE DIGEST編集部

2021.05.19

パワフルな打撃でチームの期待に応えてみせた大谷。その活躍はまさに“モンスター”級だ。(C)Getty Images

 現地時間5月18日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたクリーブランド・インディアンス戦に「2番・DH」で先発出場した。
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 試合は初回から大きく動く。先行のインディアンスが、エンジェルスの先発アンドリュー・ヒーニーを捕まえて、打者9人の猛攻撃で一挙に5点をもぎ取ったのだ。

 チームが序盤から守勢に回るなかで、エンジェルスは"あの男"がいきなり魅せる。1回裏、1死無塁の場面で打席に立った大谷は、カウント1-0から相手先発ザック・プリーサックが投じた外角への93マイル(約149キロ)の速球を一振り。打った瞬間にそれと分かる打球はセンター後方へと飛んでいき、あっという間にスタンドへと入った。

 大谷の3試合連続アーチで一矢を報いたエンジェルスだが、右ふくらはぎの張りで主砲マイク・トラウトが故障者リスト入りした影響もあって後続が繋がらない。小気味よく投げ込むプリーサックを前に封じ込められた。

 しかし、エンジェルス打線を大谷が奮起させる。

 好調を維持する背番号17は4回裏、先頭打者として迎えた第2打席にカウント2-1から外角低めに投じられた88マイル(約141キロ)のチェンジアップをセンターへと弾き返して出塁。アンソニー・レンドーンもヒットで続くと、1死1、2塁となってから5番ジャスティン・アップトンが右翼スタンドに飛び込む3ランホームランを放って1点差に迫った。

 なおも、攻勢を強めるエンジェルスは5回裏に2死3塁の好機で大谷に出番が訪れる。だがここはインディアンスが申告敬遠で勝負を避け、後続のレンドーンをライトフライに打ち取って難を逃れた。
 
 3回途中からマウンドに上がった2番手ハイミー・バリアの好投もあってインディアンスの攻撃を抑えたエンジェルスは、7回裏にホセ・イグレシアスのソロホームランで、ついに同点とする。

 守勢を余儀なくされていたインディアンスながら、一発で不穏な空気を一掃する。7番のジョシュ・ネイラーがエンジェルスの3番手アレックス・クラウディオからソロホームランを放って勝ち越したのだ。

 再びビハインドを背負った8回裏、先頭打者として打席に立った大谷は、相手2番手ブライアン・ショーと対峙。その打棒に対する期待から球場のボルテージが一気に高まるなか、カウント2-2から5球目を打たされてショートゴロに終わった。

 結局、8回裏を三者凡退で終えたエンジェルスは、9回裏もインディアンスのクローザーであるジェームズ・カリンチャックの前に手も足も出ず。大谷の3打数2安打1本塁打の活躍もむなしく、5-6で接戦を落とした。

構成●THE DIGEST編集部
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