その一挙手一投足が、常に注目を浴びている。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。

　現地時間５月20日に開催されたミネソタ・ツインズとの７回制のダブルヘッダーの初戦を欠場した大谷は、開幕からの連続試合出場が「42」で止まった。しかしながら、投打における今季の活躍ぶりは、目を見張るものがある。
【動画】驚異的なセンター後方への特大アーチ！ 大谷翔平の最新ホームランはこちら

　打っては両リーグトップの14本塁打を放つなど規格外のパワーを遺憾なく発揮。投げても最速102マイル（約164キロ）の速球と落差の大きいスプリットを軸にしたピッチングで相手打者を翻弄。４度の“リアル二刀流”をこなすなどタフさも示してきた。

　連日のように娯楽性を提供し続ける26歳の日本人の存在は、メジャーの実力派からも一目を置かれている。「オオタニは信じられないほど凄いことやっている」と自身のツイッターで“大谷フリーク”ぶりを明らかにしたのは、ニューヨーク・メッツのマーカス・ストローマンだ。

　2017年WBCでは、アメリカ代表のエース格として優勝に貢献。大会MVPに輝いた右腕は、こう記している。
  「オオタニは神話上の伝説的な何かが人間の形になったものだ。彼がやっていることは信じられないほど凄いし、メジャーリーグのあらゆる人が、その才能に畏敬の念を抱いているよ。俺だって、試合後はいつも急いで、その夜にオオタニが何をしたかを携帯でチェックしているんだ！」

　大谷の偉才を羨むのはストローマンだけではない。メッツの同僚であるトレバー・メイもツイッターで日本の怪物へ惜しみない賛辞を贈った。

「オオタニが僕よりピッチングとバッティングで優れていることは仕方がないと思う。だけど、ルックスも僕より良くないといけないの？」

　いまやアメリカン・リーグのMVP候補にも数えられる男のパフォーマンスに対するフィーバーは、まだまだ冷めそうにない。

構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】全米に衝撃を与えた大谷翔平の二刀流、はじける笑顔、日本代表での秘蔵ショットも大公開！