26歳のサムライ戦士が、至高の舞台で目覚ましい活躍を続けている。
入団4年目を迎えたロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、今季開幕からすこぶる好調だ。とりわけ昨季に打率.190と落ち込んでいたバッティングが圧巻の一語。両リーグトップタイの14をマークする本塁打だけではなく、打点33、OPS.920と多士済々のメジャーでいずれもトップの数字を叩き出している。
【動画】「まさにスーパースターだ」と相手投手も絶賛!大谷翔平が放った特大HR!
日進月歩で進化を遂げ、話題が尽きない大谷の存在は、他球団にとっては羨ましいものかもしれない。現地時間5月21日、米球界の盟主ニューヨーク・ヤンキースの専門メディア『Yanks Go Yard』は、「オオタニを取り巻くフィーバーには毎日のようにワクワクさせられる。いまの彼はリーグトップの14本塁打に加えて、5度の先発登板機会で防御率が2.10と信じられない成績を出している」と称えた。
一方で「オオタニがヤンキースに入団していたら今ごろどうなっていただろうか」という興味深いテーマにも切り込んでいる。贔屓チームは2017年のオフ、大谷がポスティングシステムを利用した際に獲得に乗り出していたからだ。
同メディアは4年前のチーム状況を踏まえつつ、「もはや誰も覚えていないかもしれないが、ヤンキースは日本のスター獲得の最有力候補だった。しかし、最終的にブライアン・キャッシュマンGMはジャンカルロ・スタントンのトレードでの獲得を決断した」と回想。そのうえで「あの当時のオオタニでは批判の的となっていた可能性が高い」と言い切る。
「たしかにチームに少ないパワーのある左打者で、なおかつ優れたピッチングもできるオオタニは現在のヤンキースの補強ポイントに合致する。だが、『オオタニ獲得に本腰を入れておくべきだった』という指摘は間違いであるように思う。
過去数年に渡って怪我に苦しんできた彼がヤンキースにいたら、想像を絶するプレッシャーの犠牲になっていたかもしれない。この球団はエンジェルスとはまるで違う。彼らはチーム状況が良くないのにもかかわらず、プレッシャーとは無縁だ。それでもマイク・トラウトやオオタニのような球界屈指のスターを抱えている。ブロンクスでのオオタニは未知数な部分があまりに多すぎた」
順調にいけば、大谷は2023年シーズン終了後にフリーエージェントの資格を得る。はたして近い将来、伝統のピンストライプのユニホームに袖を通す日は訪れるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
入団4年目を迎えたロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、今季開幕からすこぶる好調だ。とりわけ昨季に打率.190と落ち込んでいたバッティングが圧巻の一語。両リーグトップタイの14をマークする本塁打だけではなく、打点33、OPS.920と多士済々のメジャーでいずれもトップの数字を叩き出している。
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日進月歩で進化を遂げ、話題が尽きない大谷の存在は、他球団にとっては羨ましいものかもしれない。現地時間5月21日、米球界の盟主ニューヨーク・ヤンキースの専門メディア『Yanks Go Yard』は、「オオタニを取り巻くフィーバーには毎日のようにワクワクさせられる。いまの彼はリーグトップの14本塁打に加えて、5度の先発登板機会で防御率が2.10と信じられない成績を出している」と称えた。
一方で「オオタニがヤンキースに入団していたら今ごろどうなっていただろうか」という興味深いテーマにも切り込んでいる。贔屓チームは2017年のオフ、大谷がポスティングシステムを利用した際に獲得に乗り出していたからだ。
同メディアは4年前のチーム状況を踏まえつつ、「もはや誰も覚えていないかもしれないが、ヤンキースは日本のスター獲得の最有力候補だった。しかし、最終的にブライアン・キャッシュマンGMはジャンカルロ・スタントンのトレードでの獲得を決断した」と回想。そのうえで「あの当時のオオタニでは批判の的となっていた可能性が高い」と言い切る。
「たしかにチームに少ないパワーのある左打者で、なおかつ優れたピッチングもできるオオタニは現在のヤンキースの補強ポイントに合致する。だが、『オオタニ獲得に本腰を入れておくべきだった』という指摘は間違いであるように思う。
過去数年に渡って怪我に苦しんできた彼がヤンキースにいたら、想像を絶するプレッシャーの犠牲になっていたかもしれない。この球団はエンジェルスとはまるで違う。彼らはチーム状況が良くないのにもかかわらず、プレッシャーとは無縁だ。それでもマイク・トラウトやオオタニのような球界屈指のスターを抱えている。ブロンクスでのオオタニは未知数な部分があまりに多すぎた」
順調にいけば、大谷は2023年シーズン終了後にフリーエージェントの資格を得る。はたして近い将来、伝統のピンストライプのユニホームに袖を通す日は訪れるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部