思わず笑みがこぼれる一コマだった。
現地時間6月17日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地でのデトロイト・タイガース戦に、今季7度目の"リアル二刀流"で先発登板。6回78球を投げ、5奪三振、1失点と粘りの投球を披露し、3勝目をマークした。
【動画】カブレラが大谷に「報復パンチ」!? 現地で話題になったシーンはこちら
ほぼ毎回のようにランナーを背負いながら要所を締めた大谷。今回の登板において、相手主砲ミゲル・カブレラとの対決は戦前から注目を集めたが、26歳の日本人は、3打席を2つの三振を含むノーヒットと完全に抑え込んだ。
一瞬、緊張が走るシーンもあった。4回無死1塁で迎えたカブレラの第2打席だ。カウント1-2から投じた4球目のスプリットがすっぽ抜け、37歳のベテランスラッガーの左上腕部を直撃したのである。
あわや頭部に直撃しそうだった球だけに、大谷はすぐに帽子を取って謝罪。これにすくっと立ち上がって「心配するな」と言わんばかりの笑顔で対応したカブレラは守備時に"やり返す"。5回に大谷が四球で出塁すると、一塁を守る2012年の三冠王は、申し訳なさそうにやってくる11歳年下の日本人にグラブをはめた左手でパンチするしぐさを見せ、何気なく絡んだのである。
その後も大谷と笑顔で会話を交わすなどしたカブレラの一連の振る舞いは、現地メディアでもクローズアップされている。元タイガースの投手で、現在は米放送局『Fox Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏は自身のツイッターに、「ショウヘイ・オオタニとミゲル・カブレラ。どちらも僕が愛してやまない選手だ」と賛辞を寄せた。
また、米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は、「オオタニとカブレラの陽気な交流だ」と記し、一塁上でのやり取りを次のように描写した。
「これはこういったシーンのなかでも最高のものだ。カブレラは試合序盤にオオタニの身体にボールを受けていたからね」
メジャー史上最高のスラッガーの呼び声もあるカブレラ。その懐の大きさにも超一流たる所以を見た。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
現地時間6月17日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地でのデトロイト・タイガース戦に、今季7度目の"リアル二刀流"で先発登板。6回78球を投げ、5奪三振、1失点と粘りの投球を披露し、3勝目をマークした。
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ほぼ毎回のようにランナーを背負いながら要所を締めた大谷。今回の登板において、相手主砲ミゲル・カブレラとの対決は戦前から注目を集めたが、26歳の日本人は、3打席を2つの三振を含むノーヒットと完全に抑え込んだ。
一瞬、緊張が走るシーンもあった。4回無死1塁で迎えたカブレラの第2打席だ。カウント1-2から投じた4球目のスプリットがすっぽ抜け、37歳のベテランスラッガーの左上腕部を直撃したのである。
あわや頭部に直撃しそうだった球だけに、大谷はすぐに帽子を取って謝罪。これにすくっと立ち上がって「心配するな」と言わんばかりの笑顔で対応したカブレラは守備時に"やり返す"。5回に大谷が四球で出塁すると、一塁を守る2012年の三冠王は、申し訳なさそうにやってくる11歳年下の日本人にグラブをはめた左手でパンチするしぐさを見せ、何気なく絡んだのである。
その後も大谷と笑顔で会話を交わすなどしたカブレラの一連の振る舞いは、現地メディアでもクローズアップされている。元タイガースの投手で、現在は米放送局『Fox Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏は自身のツイッターに、「ショウヘイ・オオタニとミゲル・カブレラ。どちらも僕が愛してやまない選手だ」と賛辞を寄せた。
また、米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は、「オオタニとカブレラの陽気な交流だ」と記し、一塁上でのやり取りを次のように描写した。
「これはこういったシーンのなかでも最高のものだ。カブレラは試合序盤にオオタニの身体にボールを受けていたからね」
メジャー史上最高のスラッガーの呼び声もあるカブレラ。その懐の大きさにも超一流たる所以を見た。
構成●THE DIGEST編集部
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