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MLB

“ゴジラ”も凌駕した大谷翔平にエンジェルス伝説OBからHR競争制覇の期待!「正直に言おう。本番はボールが違う…」

THE DIGEST編集部

2021.06.19

綺麗な打撃フォームから特大アーチを放つ大谷。その美しい一撃にOBも賛辞を惜しまない。(C)Getty Images

綺麗な打撃フォームから特大アーチを放つ大谷。その美しい一撃にOBも賛辞を惜しまない。(C)Getty Images

 26歳のサムライ戦士が放つ眩いばかりの輝きに、スタンドからは「MVPコール」が巻き起こった。
【動画】大谷翔平が連発! 二刀流翌日に放った圧巻の21号アーチはこちら

 現地時間6月18日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に「2番・DH」で先発出場。5回の第3打席に20号2ランを右中間へ、8回に21号のソロアーチを左中間へ叩き込み、自身2年ぶりの1試合2本塁打の大活躍を見せた。

 あの“ゴジラ”も凌駕する一撃だ。70試合目での20号は、2004と07年に松井秀喜(ニューヨーク・ヤンキース)が記録した106試合よりも早いメジャー日本人記録である。

 現在の調子が続けば、2004年に松井が記録した日本人最多本数(31)はおろか、50発も夢ではないかもしれない。仮に到達すれば、19年に53ホーマーを放ったニューヨーク・メッツのピート・アロンゾ以来の快挙だ。
 
 来月12日に開催されるオールスター戦のホームラン・ダービー出場を決めた大谷。注目度が増すなかで、千両役者ぶりを発揮したスラッガーには、エンジェルスのOB戦士も脱帽だ。この日、地元放送局『Bally Sports West』の中継にゲスト出演したティム・サーモン氏である。

 メジャー通算299本塁打を放ったレジェンド。2002年のワールドシリーズでは2本塁打、5打点をマークし、エンジェルスを史上唯一の世界一に導いたサーモン氏は、「ショウヘイにとっての今季は、投打の両方で間違いなく大ブレイクの年だ。オールスターでも一身に注目を集める存在だよ」と激賞。さらに自身も出場経験のあるホームラン・ダービーでの活躍に期待を込めた。

「舞台はデンバーだよ? とんでもない打球をかっ飛ばすのは間違いないね。いまさら隠す必要なんてないから正直に言おうと思う。ホームラン・ダービーの本番は、普段と違うボールが使用されるんだ。だから、ショウヘイのムーンショット(特大アーチの意)が何本も見られると思う」

 さらにサーモン氏は「これ以上ハッピーなことはない。彼が見せた前半戦のパフォーマンスが、エンジェルスのためにも、後半戦に持ち越されることを祈ろうじゃないか」と続けた。球団史に残るレジェンドからもエールを送られた大谷。空前のフィーバーはますます過熱していきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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