まさに快刀乱麻のピッチングだ。
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間6月21日、本拠地で行われたロサンゼルス・ドジャース戦に先発。6回を投げて2安打1失点、11奪三振の圧巻のピッチングを見せ、勝利投手の権利を持って降板した。
この試合は、ダルビッシュにとって大きな“チャレンジ”があった。まず、21日の試合から先日に決まった不正投球禁止ルールの適用がなされ、先発投手は複数回にわたって粘着性物質を使用していないかを審判に調べることになった。もちろん、ダルビッシュも確認され、無事“潔白”を証明して登板している。
ダルビッシュは以前からMLB機構のやり方に異議を唱え、そもそも滑るボールを使っていることへの憤りを示していた。一部ファン(いやアンチ)からは、ダルビッシュ自身が異物を使っているから怒っているという声もあったが、そうした声を完全に黙らせる圧巻の投球を見せていく。
初回1死一塁、3番のジャスティン・ターナーから最初の三振を奪うと、4番も連続K。さらに2回は三者連続奪三振ときて、3回2死までストリークが続き、7者連続まで記録を伸ばした。しかし、自己最長に並ぶ8者連続を目指して対峙したムーキー・ベッツに、初球をこの日最初の安打となるホームランを浴びて、記録はストップした。
それでも4回に2三振、5回も1つの三振を奪うと、これでメジャー通算1499奪三振。そして6回、先頭のスティーブン・スーザJr.を見逃し三振に仕留めて1500の大台に乗せた。通算197試合での到達は、長いメジャーの歴史においても史上最速。最強左腕ランディ・ジョンソンの206試合を抜いて歴代最速記録を更新したのだった。
規制が敷かれた試合で、雑音を黙らせる圧巻の11奪三振。そして、あのランディを抜き大記録樹立。改めて、ダルビッシュの凄さが凝縮した試合だった。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ダルビッシュ、伝家の宝刀スライダーで三振の山を築く
サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間6月21日、本拠地で行われたロサンゼルス・ドジャース戦に先発。6回を投げて2安打1失点、11奪三振の圧巻のピッチングを見せ、勝利投手の権利を持って降板した。
この試合は、ダルビッシュにとって大きな“チャレンジ”があった。まず、21日の試合から先日に決まった不正投球禁止ルールの適用がなされ、先発投手は複数回にわたって粘着性物質を使用していないかを審判に調べることになった。もちろん、ダルビッシュも確認され、無事“潔白”を証明して登板している。
ダルビッシュは以前からMLB機構のやり方に異議を唱え、そもそも滑るボールを使っていることへの憤りを示していた。一部ファン(いやアンチ)からは、ダルビッシュ自身が異物を使っているから怒っているという声もあったが、そうした声を完全に黙らせる圧巻の投球を見せていく。
初回1死一塁、3番のジャスティン・ターナーから最初の三振を奪うと、4番も連続K。さらに2回は三者連続奪三振ときて、3回2死までストリークが続き、7者連続まで記録を伸ばした。しかし、自己最長に並ぶ8者連続を目指して対峙したムーキー・ベッツに、初球をこの日最初の安打となるホームランを浴びて、記録はストップした。
それでも4回に2三振、5回も1つの三振を奪うと、これでメジャー通算1499奪三振。そして6回、先頭のスティーブン・スーザJr.を見逃し三振に仕留めて1500の大台に乗せた。通算197試合での到達は、長いメジャーの歴史においても史上最速。最強左腕ランディ・ジョンソンの206試合を抜いて歴代最速記録を更新したのだった。
規制が敷かれた試合で、雑音を黙らせる圧巻の11奪三振。そして、あのランディを抜き大記録樹立。改めて、ダルビッシュの凄さが凝縮した試合だった。
構成●THE DIGEST編集部
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