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MLB

「デグロムが悪魔の物質を使えば…」不正投球疑惑を向けられた最強投手を、ダルビッシュや僚友が擁護「私の給料を賭けてもいい」

THE DIGEST編集部

2021.06.08

最強投手デグロム(左)にまで飛び火した不正投球疑惑。しかしダルビッシュ(右)は

最強投手デグロム(左)にまで飛び火した不正投球疑惑。しかしダルビッシュ(右)は"独自"の考えで擁護した。(C)Getty Images

 6月になってメジャーリーグで大きく話題となっているのが、投手たちによる“インチキ”だ。

 現地時間6月4日、米誌『スポーツ・イラストレイテッド』電子版は、「スポーツ界で最大のスキャンダルになるはずの問題」と銘打った特集記事で、投手がボールに異物を着ける“不正投球”をMLB機構が事実上黙認してきたと告発した。同誌によれば、接着剤などを混ぜた粘着性の異物をボールに塗り、摩擦をより多く発生させることで多くの投手がボールの回転数を上げているという。

 昨年には、ゲリット・コール(ニューヨーク・ヤンキース)がロサンゼルス・エンジェルスの元球団職員から、松ヤニなどの異物を混入した規定違反のロジンバッグの提供を求めたとの報道があり、今年4月にも、昨年のサイ・ヤング賞投手であるトレバー・バウアー(ロサンゼルス・ドジャース)が粘着性物質を使用した疑いでMLB機構から調査されるなど、この告発を裏付けるような事例はいくつかあった。

 そしてここにきて、疑惑の目が向けられているのが“最強投手”ジェイコブ・デグロム(ニューヨーク・メッツ)だ。2018~19年に2年連続サイ・ヤング賞に輝き、今季は開幕9先発で5勝2敗、防御率0.62という圧倒的すぎる投球を見せている右腕は、平均99.2マイル(約159.6キロ)の4シームとスライダーのほぼ2ピッチで打者を牛耳っている。先日5日のサンディエゴ・パドレス戦も7回3安打無失点、11奪三振で5勝目を手にした。
 
 しかしその試合で、デグロムが投球間にベルト付近やグラブの先端を触っている場面を見たファンがチート(ずる)していると指摘したのだった。もっとも、まったく証拠のない一意見ではある。しかし、『スポーツ・イラストレイテッド』誌の告発記事以降、疑心暗鬼の声がひろがり、大手メディア『ヤフー・スポーツ』も疑惑があると報じたのだが、“潔白”を多くの選手が叫んでいる。

 バッテリーを組むトーマス・ニードは、件のファンのツイートを引用し、「何も使っていないと断言するよ。もしデグロムが使ったら、打者はファウルチップにすることができるだけでもラッキーだろうね」とコメント。同じく捕手のジェームズ・マキャンも「同意見だ。GOAT(Greatest Of All Timeの意味で、最強選手を表現する際に絵文字で羊が使われる)はまったく潔白」とし、デグロムと先発ローテーションをはるマーカス・ストローマンやタイワン・ウォーカーもマキャンに追従した。外野手のケビン・ピラーにいたっては、「彼がなにも使っていないということに私の給料を賭けてもいい。彼はもしかすると別の惑星から来ているのかもしれないけど」と驚きの“提案”もしているほど。

 さらに数日前、MLB機構の不正投球の取り締まり方法に不満の声を漏らしたダルビッシュ有は、「だから過去数年の平均回転数見て、急に何百も上がってる人にMLBが直接『この回転数を維持している限りは毎試合調べ倒しますよ』って言えばいいだけ。デグロムが悪魔の物質を使えば宇宙人でも打てなくなる。球を変えないMLBと頭悪い選手のせいで他にまで飛び火してる」として、デグロムを擁護しつつ、MLBの根本的な問題を解決しない姿勢に改めて提言をした。

 そもそも、デグロムのボールは回転数自体はMLB平均とほぼ変わらない数値である。単純に圧倒的球威による“暴力”が、好成績の背景にある。今回の一連の“疑惑”も、ただの噂で終わる可能性も高そうだが果たして。

構成●THE DIGEST編集部
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【動画】最強デグロムに不正投球なぞ関係なし!? 圧倒的な“暴力”でパドレス打線から11奪三振

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