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MLB

「どんな打線が相手でも…」MLB最速1500奪三振のダルビッシュに “元指揮官”の敵将も白旗ムード

THE DIGEST編集部

2021.06.22

これまでも数々の偉業を打ち立ててきたダルビッシュだが、この日も古巣相手に見事な投球で快挙を成し遂げた。(C)Getty Images

これまでも数々の偉業を打ち立ててきたダルビッシュだが、この日も古巣相手に見事な投球で快挙を成し遂げた。(C)Getty Images

“ダルビッシュ劇場”に酔いしれた試合だった。

 サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は現地時間6月21日、本拠地で行なわれたロサンゼルス・ドジャース戦に先発。6回を投げて2安打1失点、11奪三振の圧巻のピッチングで今季7勝目を挙げ、同地区のライバルを見事に粉砕した。

 この試合からMLB機構による不正投球への厳罰ルールが実施され、ダルビッシュも審判団に確認作業が取られる一幕もあった。その中で初回から奪三振ショーが幕を開ける。1回1死から3番のジャスティン・ターナーをこの日最初の三振に仕留めると、続く4番打者も空振り三振。2回は3者連続、3回も2つの三振を記録し、7者連続奪三振で自己記録にあと1まで迫った。

 しかし、1番のムーキー・ベッツに速球を完璧に捉えられて連続記録も、ノーヒッターもストップする形となったが、4回も2三振、5回も1三振を加えて早くも2ケタ奪三振。そして6回、スティーブン・スーザJr.を見逃し三振に仕留め、何と通算1500の大台に乗せた。通算197試合での到達は、サイ・ヤング賞5回の最強左腕であるランディ・ジョンソンの206試合を大幅に更新する、メジャー最速記録となった。
 
 この後、エラーもあってピンチを背負ったものの、ダルビッシュは6回2安打1失点11Kという素晴らしいピッチングで白星を手にした。果たしてこの投球には、ドジャース指揮官のデーブ・ロバーツもお手上げと言わんばかりの表情を見せた。
 
 ダルビッシュは2017年途中にドジャースへ加入し、ロバーツ監督は旧知の仲。試合後、“元指揮官”は“元エース”についてこう評している。

「正直に言って、今夜ダルビッシュが投げていたボール、つまりスライダー、カッターの見事な組み合わせを持ってすれば、どんなメジャーリーグの打線であっても支配していたはずだ」

 さらにこう続けた。

「これまでも、ダルビッシュが相手を牛耳るピッチングをしていたのを見たことはある。しかし、今夜は本当に凄かった。正真正銘のドクターKであり、我々を好きなように抑えていた」

 まさに白旗、といったコメント。それほどまでに、日本が誇る最強投手の球威は凄まじかったのだろう。実際、カッター、スライダーの切れは抜群で、特に右打者の真ん中から外に逃げていくボールは、バットにまったく当たる気配すら感じさせなかった。

 今後もパドレスとドジャースの天王山は残っている。ダルビッシュはそこでも古巣を抑え、チームを優勝に導けるのか。今宵のようなピッチングを、再び見たいものである。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ダルビッシュ、圧巻の11奪三振! あのランディを抜く大記録も達成
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