決して万全の状態には見えなかったが、大谷翔平は今季11度目の登板で力投した。
現地時間6月23日に本拠地で行なわれたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で「2番・投手」で先発した大谷は、6回(105球)被安打6、失点1、9奪三振を記録。相手エースのケビン・ゴーズマンとの投げ合いで見事にゲームを作った。
【動画】打つ方では苦心も…大谷翔平、最強ジャイアンツ打線から9奪三振の力投シーンはこちら!
気温が30度に達する厳しいコンディションもあって、やや精彩を欠き、序盤は“伝家の宝刀”スプリットが抜けるシーンも目に付いた。それでも大谷は「投げるのを重ねるうちに徐々に徐々に良くなった」と大崩れはしなかった。結果的にチームも敗れ、日米通算50勝目となる今季4勝目は逃したが、2試合連続クオリティスタート(QS)という上々のピッチングである。
苦しい場面でも投げ抜き、強打のジャイアンツ打線を相手に実力を示した大谷には、米メディアや識者の間でも賛辞が集まっている。米球界の殿堂入りを果たしているジョン・スモルツも、その一人だ。
最多勝2度、最多セーブ1度の栄誉に輝き、通算213勝、154セーブを記録したレジェンドは、MLBが作成するネットワーク番組『MLB Network』のなかで「オオタニが投手に専念すれば、間違いなくデグロムになれる」と絶賛した。
「私は10年以上も解説者をやってきて、あまり過剰な発言は避けてきた。だが、今日は過激に言わせてもらう。もしも、オオタニが投手に専念したら、デグロムと同等か、それ以上になれると思うね。これだけはハッキリと言える」
100マイル(約160キロ)超えのスピードボールを武器に持つ当代屈指、いや史上最高とも言われる剛腕を引き合いに太鼓判を押したスモルツは、ジャイアンツ戦の投球について「勝てなかったが、100球以上も投げてグレートだった」と称賛。そしてこう続けた。
「今日、改めて痛感させられたが、オオタニの投手としての能力は本当に素晴らしい。それでいて、打撃や走塁の才能も素晴らしい。だから可能な限り二刀流をやっていくだろうと思う。本当に投手として専念できれば、デグロムを越える存在になれるはずだ」
メジャー史に残る名投手からお墨付きを得た大谷。“史上最高クラス”と評されたピッチングから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
現地時間6月23日に本拠地で行なわれたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で「2番・投手」で先発した大谷は、6回(105球)被安打6、失点1、9奪三振を記録。相手エースのケビン・ゴーズマンとの投げ合いで見事にゲームを作った。
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気温が30度に達する厳しいコンディションもあって、やや精彩を欠き、序盤は“伝家の宝刀”スプリットが抜けるシーンも目に付いた。それでも大谷は「投げるのを重ねるうちに徐々に徐々に良くなった」と大崩れはしなかった。結果的にチームも敗れ、日米通算50勝目となる今季4勝目は逃したが、2試合連続クオリティスタート(QS)という上々のピッチングである。
苦しい場面でも投げ抜き、強打のジャイアンツ打線を相手に実力を示した大谷には、米メディアや識者の間でも賛辞が集まっている。米球界の殿堂入りを果たしているジョン・スモルツも、その一人だ。
最多勝2度、最多セーブ1度の栄誉に輝き、通算213勝、154セーブを記録したレジェンドは、MLBが作成するネットワーク番組『MLB Network』のなかで「オオタニが投手に専念すれば、間違いなくデグロムになれる」と絶賛した。
「私は10年以上も解説者をやってきて、あまり過剰な発言は避けてきた。だが、今日は過激に言わせてもらう。もしも、オオタニが投手に専念したら、デグロムと同等か、それ以上になれると思うね。これだけはハッキリと言える」
100マイル(約160キロ)超えのスピードボールを武器に持つ当代屈指、いや史上最高とも言われる剛腕を引き合いに太鼓判を押したスモルツは、ジャイアンツ戦の投球について「勝てなかったが、100球以上も投げてグレートだった」と称賛。そしてこう続けた。
「今日、改めて痛感させられたが、オオタニの投手としての能力は本当に素晴らしい。それでいて、打撃や走塁の才能も素晴らしい。だから可能な限り二刀流をやっていくだろうと思う。本当に投手として専念できれば、デグロムを越える存在になれるはずだ」
メジャー史に残る名投手からお墨付きを得た大谷。“史上最高クラス”と評されたピッチングから目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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