ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間６月28日、敵地ヤンキー・スタジアムで行われたニューヨーク・ヤンキース戦に「２番・ＤＨ」で先発出場。第１打席でメジャートップタイに並ぶ26号を放った。

　ヤンキー・スタジアムはア・リーグの球場では唯一、大谷が１本のヒットも放っていない球場だったが、やはりモノが違った。初回１死ランナーなしの場面、ヤンキース先発のマイケル・キングは、大谷を４球目までアウトコース攻めでカウント３－１。５球目は一転してインハイにボールを投じ、これがストライクとなってフルカウントとなった。
  　そして６球目。今度はインローに投じられたカーブを完璧に捉え、大谷は確信したかのように歩き出す。打球はあっという間にフェンスを越えてライトスタンド中段に突き刺さり、メジャートップのブラディミール・ゲレーロJr.に並ぶ先制ソロ本塁打となった。

　この一発、打球速度は何と117.2マイル（約188.6キロ）で、エンジェルス史上最速だった117.0マイル（約188.3キロ）の今季15号を上回る超弾丸ライナーでの一発。大谷はこれ以上ないほどの一打で「ヤンキー・スタジアム初安打」を飾った。

　試合は１回が終了し、エンジェルスが２対１でリードしている。

構成●SLUGGER編集部

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