現地時間６月27日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、タンパベイ・レイズ戦に「２番・DH」で先発出場。球団史上最速となる25号HRを含む、4打数3安打3打点、さらに１盗塁を決める怒涛の活躍で、チームの勝利に貢献した。

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　三振とフォアボールで最初の２打席を終えた26歳は、６回の第３打席に勝ち越し二塁打、続く７回には同点三塁打と価値ある長打を記録。そして１点リードの９回２死で迎えた第５打席には、内角の４シームを完璧に捉えて左中間スタンドにボールを放り込んだ。

　サイクルヒットの達成は惜しくも逃した大谷だが、それでも彼の傑出した活躍ぶりには、賛辞が相次いでいる。米放送局『CBS Sports』のダニー・ヴィエッティ記者は、投打での好調ぶりが分かるよう今季の記録を以下のようにまとめた。
  「打者オオタニ
・本塁打25（MLBで２番目）
・打点59（MLBで３番目）
・OPS（出塁率＋長打率）1.031（MLBで３番目）
投手オオタニ
・防御率2.58（ALで６番目）
・奪三振率（K/9）12.44（ALで５番目）
・被打率.188（ALで４番目タイ）
・三振割合(K％)33.1（ALで５番目）」

　ちなみにアメリカン・リーグ史上で、10盗塁以上、75奪三振以上の記録でホームラン25本以上量産するのは、野球の神様ベーブ・ルース以来２人目の快挙でもある。ロサンゼルス地元放送局『Bally Sports West』のキャスター、パトリック・オニール氏は「ショウヘイ・オオタニは野球史上最も素晴らしいシーズンを迎えている。今日はなんて試合だ！」と驚きをもって伝えている。

　毎日のようにファンを驚かせ、メディアを騒がせる背番号17は、この先、何を成し遂げるだろうか。本場アメリカで、いとも容易く記録を打ち立てる26歳の偉業に世界が注目する。

構成●THE DIGEST編集部 

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