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MLB

“ゴジラ”に、最強トラウトに並んだ!衝撃2連発の大谷翔平が打ち立てた偉大な記録

THE DIGEST編集部

2021.06.30

2打席連続アーチで月間13本塁打目をマークした大谷(左)。松井(右下)やトラウト(右上)に並ぶ凄すぎる成績を残し続けている。(C)Getty Images

2打席連続アーチで月間13本塁打目をマークした大谷(左)。松井(右下)やトラウト(右上)に並ぶ凄すぎる成績を残し続けている。(C)Getty Images

 毎日が凄すぎるあまり、打たない日があるのかと思えてくる。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間6月29日、敵地で行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・DH」で先発すると、2打席連続となる27&28号本塁打を放った。

 これで堂々のメジャー単独本塁打王だ。大谷は3回の第2打席に右翼スタンドへ3試合連続となる27号を放ち、これでブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)を抜いて両リーグ最多本塁打を記録すると、続く5回には自身3年ぶりとなる2打席連続弾。敵地にもかかわらず、多くの歓声が起こったのも、今季の活躍を考えれば納得だろう。

 特に、この6月のパフォーマンスは異次元という他ないものだ。投げては4試合に先発して2勝0敗、防御率2.35、32奪三振。そして打っては、24試合(96打席)に出場して打率.313、13本塁打、出塁率.427、OPS1.327という衝撃的な数字を記録している。月間13本塁打は2007年7月の“ゴジラ”こと松井秀喜に並ぶ日本人選手最多タイとなった。

 もっとも、“ゴジラ”はこの時28試合、121打席立っていることを考えると、大谷の本塁打ペースは異常とも言える。月間打率では松井の.345に及ばないものの、OPSは大谷が1.327に対して松井が1.145と完勝しており、6月の大谷の打撃成績がいかにハイレベルかが分かるだろう。
 
 日本の多くの媒体では「ゴジラに並んだ」ことにかなりフォーカスされているが、実は“もっと凄い”記録も打ち立てている。大谷の月間13本塁打は、MVP3回のマイク・トラウト(2019年7月)、アルバート・プーホルス(2015年6月)、モー・ボーン(2000年5月)、ティム・サーモン(1996年6月)に並ぶ「球団月間最多タイ」でもあるのだ。

 それだけではない。この時点で打っている計28本塁打も、トラウトが2019年に記録したエンジェルスの前半戦本塁打記録に並ぶ数字。トラウトは9月に故障したため45本に“とどまり”、トロイ・グロスの球団最多47本を更新することはできなかったが、現在の大谷は55本ペースで来ており、怪我さえなければ新記録更新も十分にあり得るはずだ。

 明日の試合で1本塁打が飛び出した瞬間、大谷は文字通りの「日本人最多」「エンジェルス最多」という称号も手にすることになる。今月の最強二刀流プレーヤーを見ていると、平然とやり遂げてしまう予感も漂っているが、改めて明日の試合を注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ゴジラ、トラウトに並んだ! 衝撃の2打席連発弾がこれだ!
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