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大谷翔平がMVP有力候補である”5つの理由”を地元紙が特集!「100年間で見ていない事象が…」

THE DIGEST編集部

2021.07.01

打っても投げても絶好調の大谷。30日の試合では、何をしてくれるだろうか。(C)Getty Images

打っても投げても絶好調の大谷。30日の試合では、何をしてくれるだろうか。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が、現地時間6月30日のニューヨーク・ヤンキース戦で2発のホームランを放ち、本塁打数で両リーグトップに立つなど、驚異的なパフォーマンスを見せた。

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 ここまで投打で凄まじい活躍を見せる26歳。打者としては74試合に出場し、打率.278、28本塁打、63打点、11盗塁、OPS(出塁率+長打率)1.049を記録。投げては59.1イニング、防御率2.58、82奪三振、WHIP1.18と安定した数字を残しており、ここ最近は敵地の試合でも打席に立てば「MVPコール」が巻き起こるほど、全米で大谷フィーバーが起こっている。

 快進撃を続ける大谷を現地メディアはこぞって取り上げている。地元紙『Los Angeles Times』でも毎日のように大谷について掲載しており、今回は「ショウヘイ・オオタニがこれまで以上に優れ、アメリカン・リーグMVP有力候補である5つの理由」と見出しの記事が公開された。

 同メディアは「ほぼ毎晩のように、オオタニは100年間で見ていないスポーツの事象を起こしている」と伝え、MVP候補に挙げられる5つの要因を紹介した。1つ目は、「ボールを持ち上げて打つ」こと。平均角度10.1度だった昨シーズンは、7本のホームランに終わったが、今シーズンは16.7度でリーグ平均を約5度上回っている。同メディアは、「ボールを強く打つだけでなく、空中へ上手く打つことにも焦点を当てた」ことで本塁打量産につながっていると述べた。

 2つ目は「ボール球を見送る」卓越した“選球眼”だ。最初の37試合はわずか6つの四球だったが、本塁打数が増えたことで、ここ36試合で26回の四球を選んでいる大谷に「ゾーンに投げられる頻度が落ち、辛抱強く待つことを余儀なくされている」と綴っている。
 
 3つ目と4つ目は、“投手”大谷の凄さを強調。「ストレートをコマンドする」「武器を最大限に活かす」とキーワードを掲げた同メディアは、「ストライクを取るために4シームを投げている」と言い、さらに「速球が機能しているときは、他の球種もうまくいっている」と、調子次第で球種を上手く投げ分けていることを評価した。

 最後には「塁間を走る上手さ」と、足の速さに注目。スタットキャストによれば、スプリントスピードはメジャーリーガーの上位10%にあたり、すでに2桁の盗塁を記録しているのは8人とのことだ。これに、三塁ベースコーチのブライアン・バターフィールドは「彼は凄まじい加速があり、恐れを知らない」と称えている。

 30日は“リアル二刀流”として試合に臨む26歳。同メディアが提言する5つのポイントに着目しながら、試合を楽しんでみては、いかがだろうか。

構成●THE DIGEST編集部 

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