ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間7月5日、本拠地で行われたボストン・レッドソックス戦に「2番・DH」で出場。自身27歳の誕生日とあって多くのファンがバースデーアーチを期待したが一発は出ず、チームも4対5で敗れた。
試合前、レッドソックスの指揮官であるアレックス・コーラは「オオタニ対策をしっかりやってきた」と不敵な笑みを浮かべると、この日は相手バッテリーが執拗にインコースを攻めてくる。第1打席は三振、第2打席はバットを折られる遊撃ゴロに終わり、らしくない打撃となった。
しかし、エンジェルスが1点を返して2対5で迎えた5回、1死二塁の場面で大谷はそのインコースの打球を詰まりながらもレフト前にはじき返す。直近の安打7本はすべて本塁打だった中、実に77打席ぶりとなるバント以外のシングルヒットを記録。この間に二塁ランナーが生還して打点がつくかと思われたが、中継プレーに阻まれてチャレンジの結果アウト。反撃の芽がしぼんだ。
エンジェルスは7回に澤村拓一からのソロで1点を返し、最終9回に突入。先頭打者の四球後は2者連続三振で追い込まれたが、ここから連打が飛び出して4対5。さらに2死一、二塁の場面で大谷に打席を回す。
場内に高まるサヨナラムード。自身の誕生日を最高の形で祝うのかと、多くのファンの期待を背に打席に向かった大谷。カウント3-1から5球目、一番甘く入って来たスライダーを振りぬくと、打球はライト前へ……かに思われた。しかし、レッドソックスは完璧な“大谷シフト”を敷き、二塁手がライト方向に深く守っておりアウト。敵軍実況も「オオタニが捉えた!……いや、アローヨ(二塁手)がそこにいた。シフトが阻んだ!」と絶叫して、最後のアウトを伝えていた。
大谷のサヨナラないし同点打を防いだ打球の他にも、レッドソックスは2回にセンターのキケ・ヘルナンデスがHRキャッチを披露する好守を見せていた。リーグ最高勝率でア・リーグ東地区首位を走るチームの強さを感じさせた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷、サヨナラのチャンスに放ったライナーが無情にもシフトの網に…
試合前、レッドソックスの指揮官であるアレックス・コーラは「オオタニ対策をしっかりやってきた」と不敵な笑みを浮かべると、この日は相手バッテリーが執拗にインコースを攻めてくる。第1打席は三振、第2打席はバットを折られる遊撃ゴロに終わり、らしくない打撃となった。
しかし、エンジェルスが1点を返して2対5で迎えた5回、1死二塁の場面で大谷はそのインコースの打球を詰まりながらもレフト前にはじき返す。直近の安打7本はすべて本塁打だった中、実に77打席ぶりとなるバント以外のシングルヒットを記録。この間に二塁ランナーが生還して打点がつくかと思われたが、中継プレーに阻まれてチャレンジの結果アウト。反撃の芽がしぼんだ。
エンジェルスは7回に澤村拓一からのソロで1点を返し、最終9回に突入。先頭打者の四球後は2者連続三振で追い込まれたが、ここから連打が飛び出して4対5。さらに2死一、二塁の場面で大谷に打席を回す。
場内に高まるサヨナラムード。自身の誕生日を最高の形で祝うのかと、多くのファンの期待を背に打席に向かった大谷。カウント3-1から5球目、一番甘く入って来たスライダーを振りぬくと、打球はライト前へ……かに思われた。しかし、レッドソックスは完璧な“大谷シフト”を敷き、二塁手がライト方向に深く守っておりアウト。敵軍実況も「オオタニが捉えた!……いや、アローヨ(二塁手)がそこにいた。シフトが阻んだ!」と絶叫して、最後のアウトを伝えていた。
大谷のサヨナラないし同点打を防いだ打球の他にも、レッドソックスは2回にセンターのキケ・ヘルナンデスがHRキャッチを披露する好守を見せていた。リーグ最高勝率でア・リーグ東地区首位を走るチームの強さを感じさせた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷、サヨナラのチャンスに放ったライナーが無情にもシフトの網に…