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新人本塁打記録を持つ“白熊”、MLB最高の“ブンブン丸”…大谷とホームラン・ダービーを戦う7人の強打者たち<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2021.07.10

昨季首位打者&OPSトップのソト(左上)、飛ばし屋ギャロ(左下)に19年新人本塁打王のアロンゾ(右下)……大谷(右上)のライバルはいずれも容易ならぬ相手ばかりだ。(C)Getty Images

昨季首位打者&OPSトップのソト(左上)、飛ばし屋ギャロ(左下)に19年新人本塁打王のアロンゾ(右下)……大谷(右上)のライバルはいずれも容易ならぬ相手ばかりだ。(C)Getty Images

 大谷翔平(エンジェルス)も出場が決定しているホームラン・ダービーの出場者8人が、現地時間7月7日についに決定した。ここでは、大谷と優勝を争う7人の強打者たちを紹介しよう。

▼ホアン・ソト(ナショナルズ/初) キャリアハイ:34本塁打(2019年)
 大谷の1回戦の相手は、今回の出場者最年少の22歳。だが、打撃技術はすでに球界トップクラスを誇る。昨季は打率/出塁率/長打率/OPSのすべてでリーグトップの数字を記録した。純然たるホームラン・バッターというより、アルバート・プーホルス(ドジャース)やミゲル・カブレラ(タイガース)のような確実性も備えた真の強打者タイプだが、今年は5月にリグリー・フィールドの右翼スコアボードを直撃する特大弾を放っている。

 大舞台での勝負強さも年齢離れしていて、19年のワールドシリーズではナショナルズ史上初の世界一に大きく貢献し、“Chosen Juan”(選ばれし者ホアン)との愛称がついた。大谷にとっては初戦から難敵となるが、この男を倒せれば頂点はぐっと近づくはずだ。
 
▼サルバドール・ペレス(ロイヤルズ/初) キャリアハイ:27本塁打(2017~18年)
 捕手では球界屈指の強打を誇り、過去5年で3度シルバースラッガー賞に輝いている。さらに今季はキャリアハイのペースで本塁打を量産し、すでに20本。捕手では史上7人目のシーズン40本塁打も夢ではない。ゴールドグラブを5度獲得するなど守備の評価も高い。特に強肩が持ち味で、18年には盗塁阻止率48.1%を叩き出したこともある。

 すでに実績十分の彼が今回、初めてホームラン・ダービーにエントリーした理由は、これまで捕手、そしてロイヤルズの選手の優勝者がどちらもいないから。生え抜きで誰もよりもチーム愛が強いペレスは「2つの“史上初”を同時に達成する」と意気込んでいる。

▼ピート・アロンゾ(メッツ/2回目) キャリアハイ:53本塁打(2019年)
 大谷に続く2人目にエントリーしたのが、19年の前回大会で優勝したアロンゾだ。この年は新人ながら前半戦だけで26本塁打を量産してオールスターに選ばれ、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)との激戦を制してホームラン・ダービーも制覇。後半戦もその勢いのまま53本まで積み上げてMLB新人記録を更新、タイトルも獲得した。昨年はコロナ禍にあってさまざまなチャリティにも携わったりと、ロールモデルとしての顔も持つ。

 ホームラン・ダービーで複数回の優勝はこれまでに3人しか達成していない快挙で、ルーキーイヤーから2大会連続となれば史上初。本人も「もう一度勝つ」と気合十分で臨む。

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