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「野球界の顔が通訳を必要とするなんて」米名物コメンテーターが大谷翔平を批判して“大炎上”!「完全にゴミ発言」

THE DIGEST編集部

2021.07.13

歯に衣着せぬ発言で人気を博しているスミス氏(右)だが、今回の大谷に対する発言が物議を醸している。(C)Getty Images

歯に衣着せぬ発言で人気を博しているスミス氏(右)だが、今回の大谷に対する発言が物議を醸している。(C)Getty Images

 アメリカの名物コメンテーターの発言が物議を醸している。

 騒動の発端となったのは、現地時間7月12日に放送された米放送局『ESPN』のスポーツトークショー番組『First Take』での一コマだ。連日のように活躍を続けているロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平について話題が及んだ際に、出演していたアナリストのスティーブン・A・スミス氏が次のようにコメントした。

「『野球界の顔』とされる選手が通訳を必要とするような人物なんてね。正直、球団の売り上げの助けにならないと思う。なぜなら、本人の言動を周りが完璧に理解できないからだ。いわゆる顔と言うのはブライス・ハーパーやマイク・トラウトのような人物であるべきなんだ」

 周知の通り、今季の大谷は開幕から連日のように話題を振りまいている。いまやMVPの筆頭候補にも挙げられ、誰もが認知する米球界のスターのひとりだ。
 
 メジャートップの本塁打数33本を放つなど、実績的にも申し分ない成績を残している大谷。それだけにスミス氏の発言には、米メディア内でも反論が殺到した。『The Athletic』で執筆するリチャード・デイッチ記者は「彼の発言は完全にゴミ。オオタニが通訳を使うことは、彼のことをもっと知りたいと思っている人々にとって重要な意味を持つ」と主張。さらに『ESPN』の“同僚”であるジョーン・リー記者は、次のように訴えている。

「このアメリカ社会においてアジア人は、文化や言語の隔たりによって、永遠の外国人となっている。そんななかで、投打の双方でオールスターレベルの実力を発揮し、それらの課題を乗り越えているオオタニは、まさに『野球の顔』と呼ぶべき存在だ。つまり彼(スミス氏)の言うことは、移民たちが頭を抱えている困難を過小評価するものに値する」

 なお、発言の“炎上”を受け、スミス氏は「彼を差別する意図はなかった」と自身のツイッターで釈明したが、その余波はいまだ広がり続けている。

構成●THE DIGEST編集部
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