異例の抜擢となった27歳へ指揮官がねぎらいの言葉を送っている。

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　現地時間７月13日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、クアーズ・フィールドで行なわれたMLBのオールスター・ゲームに「１番・DH」で“リアル二刀流”で先発出場を果たした。

　80年以上に及ぶ長いオールスター史でも、投打同時出場を果たしたのは今回が初めてだった。全米の注目を集めた大谷は、打者として２打数無安打に終わったものの、投手としてはマウンドでは出色のパフォーマンスを披露する。２アウトからノーラン・アレナード（カージナルス）と対峙した場面では、カウント1-2から100.2マイル（約161.3キロ）の剛速球を投げ込み、堂々のピッチングを見せつけた。
  　大きな期待に応えたサムライに感謝の意を示すのは、ア・リーグを指揮したケビン・キャッシュ監督だ。試合後に「我々はみんな、彼の能力に畏敬の念を抱いている」と“同業者たち”の思いを代弁すると、「彼がゲームやファンのためにしてくれたことに心から感謝している」と続けている。

　また、新型コロナウイルスの影響で昨年は中止となり、２年ぶりの開催となった今年のオールスター・ゲームについて「パンデミックの影響でいろいろなことがあった」と振り返った指揮官は、大谷を「彼の才能はベースボール界を再び盛り上げるために大きな役割を果たしてくれた」と評価した。

　ア・リーグの球宴８連勝に貢献し、2019年の田中将大以来となる日本人２人目の勝利投手となった大谷。はたしてシーズン後半戦ではどのようなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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