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「完璧な制球だ!」大谷翔平、外角153キロ速球の空振り三振に地元放送局は感嘆!「打者はノーチャンス」

THE DIGEST編集部

2021.07.20

上々の立ち上がりを見せた大谷。今季5勝目はなるか。(C)Geyty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間7月19日、敵地で行われているオークランド・アスレティックス戦に「2番・投手」で先発。4回まで無失点の立ち上がりを見せ、さらに今季20本目の二塁打を放つなど、"リアル二刀流"として躍動している。

 この日対戦するは、同地区のライバルであるアスレティックス。勝率5割のエンジェルスに対し、A'sは53勝42敗、勝率.558を誇る強豪だ。5月28日の同カードでは、大谷は今季初黒星をつけられており、リベンジしたい相手でもある。
 
 果たして初回から、稀代の天才ベースボール・プレーヤーのピッチングがうなりを上げている。
 
 地元放送局が感嘆の声を上げたシーンは、初回先頭打者の場面でやってきた。アスレティックス1番のマーク・カナ。前回の対戦ではあわや顔面死球となるボールを投げてしまい、「こっち来い! ショウ」とひと悶着があった相手(なお、すぐに仲直りしている)。

 最初の2球は4シームがボール。球速も91マイル前後(約146キロ)にとどまったが、カッターやスライダーでカウントを整えてフルカウントから、大谷は強く腕を振った4シームは、95マイル(約153キロ)を計測し、さらに右打者の泣き所である外角低めにズドン。好打者カナのバットもかすることなく、三振を奪って見せたのだ。

 このファイヤーボールに、地元放送局は「ストライクゾーンの下、打者が届かない際どいゾーンに完璧な制球を見せた!」と大絶賛。そして、「あのコースは、打者にとってはノーチャンス(打つことはできない)」と惚れ惚れした様子で状況を届けたのだった。

 その後、2回と3回は走者を背負ったものの、4回まで無失点投球を見せる好投。自らのバットで先制打を放ったかに思えたシーンは相手の中継プレーで阻止されたが、どうやら状態はいいようだ。今季5勝目獲得なるか、試合はまだ0対0で5回を迎えている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】外角ズバ! 大谷、初回を完璧三者凡退に抑える
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